【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

後日譚 母親 ページ40

その後しばらく打って日が暮れる前に切り上げた

「楽しかったよ！…アリガトウ！」

海斗「気をつけて帰ってね」

弧月「…俺らも帰ろう」

千郷「イギリスっていってもこの辺はあまり来たことないから新鮮だね」

観光地からは離れた場所だからあまり馴染みがない

龍輝「イギリスってテニスの本場なんだよな」

弧月「…あぁ…南へずっと行くとウィンブルドンがある

…時間があれば行ってみても面白いかもな

…色々なコートでレベルの高い人が練習している」

今はシーズンじゃないけどストリートテニスコートも日本より断然多く

時々一部のプロが子供達向けにテニスを教えているらしい

千郷「Aの事だからそっちの方に住んでるのかと思ったよ」

海斗「あっいや…」

弧月「海斗大丈夫だ

…言ってなかったが母さんが日本に居ないのは

イギリスの郊外…空気の綺麗な所での病気治癒が必要だからだ

…だからここに住んでいる」

龍輝「…なんか悪ぃ」

弧月「…何故だ？お前らは俺の友達だから話した…それだけだ

そんな事で気分悪くしたりしない」

龍輝「…そうか。って何で俺が謝るんだ？！」

千郷「いや龍が勝手に謝っただけじゃん

じゃあ尚更早く戻って色々手伝ったりAの日本での話しないとね」

弧月「…いや話さなくていい」

談笑しながら帰るとドアを開けた途端美味しそうな匂いが広がった

アリア「あらおかえりなさい」

弧月「…ただいま。夕食にはまだ早くないか？」

アリア「あらでもテニスして疲れてるでしょう？

あともう少しで出来るからシャワー浴びてきたら？」

弧月「…わかった…でも母さんはもう座ってろ

あとはシャワー浴びてから俺らで作る」

千郷「一応僕ら皆料理は出来るので休んでてください

龍に作らせてる間Aの日本での話是非聞いて貰いたいですし」

龍輝「作らせるってお前なぁ…！」

千郷「あっれーここで怒鳴っていいの？アリアさん見てるよ？」

ニヤニヤと笑う千郷に龍がうっ…と言葉を詰まらせる

アリア「？よくわからないけれど楽しそうね」

シャワーを浴び皆で料理を作る(とはいっても大半はアリアさんが作ってくれていた)

千郷「それでAと海斗が俺の事助けてくれたんです

そこからテニス始めたもののAが一向に喋ってくれなくて…」

弧月「…それに関してはすまない」

千郷「…でも結果今はいい友人です」

アリア「あらAは人に恵まれてるわね」

弧月「…あぁ本当に」

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