なにわ男子の白井さん[男主] (ページ17)

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内容は嫌がらせだった

今撮影中のドラマの監督さんがAのことを気に入ってくださってるらしくて今回も呼んでくださったらしい

そこで共演者さんの中でも若手の俳優さんおって当たり前に若手やから上手くいかへんことも多いみたいで

現場で監督さんがその俳優さんに怒鳴られていたりすることもあるらしい

その俳優さんはAと同世代らしいねん

でも、その同世代のAは監督さんに褒められることが多いらしく、いわゆる嫉妬されていたらしい

そこでその俳優さんはAに耳元で悪口を言ったり、しまいには部屋に閉じ込められたりしこともあったらしい

その事を俺に話してくれた

『A話してくれてありがとう』

白井「でも、どうってことないよ」

泣きそうな顔に無理やり笑顔を作っているようだった

『A泣きたい時は泣き』

白井「、、、誠也、、」

Aは俺にハグしながら泣いていた

白井「全然連絡取れなくで寂しかった」

そんなこと言われたのは初めてだった

そこで俺は気付いたのだ

この俳優さんがやっていた行動を俺もAにしていたということを

自分より売れていくAを見て嫉妬していたこの気持ちとこの俳優さんの気持ちは似ていたのかもしれない

『Aごめんな、俺Aのこと嫉妬しててん』

白井「え？」

『Aどんどん有名になっていくのに対して俺はどんどん仕事がなくなっていったから』

白井「そうだったんだ」

『俺もこの俳優さんと同じ気持ちやったんよ
　やっぱ最低や』

白井「でも、誠也は俺に寄り添ってくれてる」

『寄り添う？』

白井「こうやって俺の違和感に気づいて、話を聞いてくれて、泣いてる俺を静かに見守ってくれて、嫉妬してて俺のことが嫌いだったらこんなことできひんよ」

『そっか、俺は焦ってただけかもしれへんね』

仲直り？を出来て良かった

この日からだろうか俺に甘えるようになったのは

白井「誠也ー」

『なに？』

Aは俺の腕を引っ張り膝に座らせた

そしてお腹に手を回して状態

まぁそこで寝るってまでがセットやな

特にソロだった時期は1人で活動が多かったからか甘えることが多かった気がする

今でもたまに甘えてくることがあるから

そん時はなんも聞かんことにしてる

本人は言いたくないことだろうしね

今日も今日とて俺の上で寝てます