こじらせ廉くん［番外編］ (ページ25)

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廉side

なるべく早くお風呂から上がって
リビングに行こうとしたら
トイレから光が漏れてるのに気づく。

『んんｯ...ｵｪ..れぇんｯ(涙』

廉「A?気持ち悪なった?」

『廉ｯ、、やだぁｯ..(涙』

状況見る限り吐けない感じか。。。

廉「ずっと嗚咽しとったん?
しんどいやろ、、」

『ふぇぇｯ...れぇん..ｯ(涙』ｷﾞｭｯ

廉「うんうん、しんどいなぁ
どうするかなぁ....頑張って吐けそう?」

『んーんｯ...ゃだ、出来ないぃｯ(涙』

廉「そっかそっか
じゃあ俺がお手伝いする?」

『んーんｯ、やぁｯ(涙』

Aの過去を知ってる俺。
無理やり吐かせるのだけはしたくない。

廉「うーん、、わかった
1回お部屋戻ろ、ここおっても寒いし」

一旦部屋に戻って、まだ気持ち悪そうにしてたら
考えるのにするか。。

廉「ソファーじゃなくてベッドにしよ」

寝室に連れて行き、
あまり衝撃を与えないようにAを寝かせる。

廉「お熱測ろ、出来るよね?A」

『んｯ...』

最近、熱は自分で測れるようになった。
甘えてなければ(笑

___ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

廉「ん、見せて」

『、、、いい...ｯ』

廉「ほら、見して」

Aの手から体温計を奪う。
37.9。
お腹の不快感と吐き気と微熱って考えたら
胃炎の可能性があるな。

同期の岸優太、消化器内科だった気が。
今朝当直の欄に名前があったのを思い出した。

廉「A、俺と一緒に病院行ってくれへん?」

『えｯ....やだぁｯ、、んくｯ...(涙』

廉「ほら、ずっと痛いんやろ?
俺おるし、診てくれるん仲良い奴だし」

『痛いのｯ、、、なしぃｯ..(涙』

廉「うーん、約束は出来んけど
なるべく無いようにお願いする、それでええか?」

『、、、、ｺｸﾝｯ』

廉「ん、いい子」