こじらせ廉くん

ｲﾁ ページ2

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［平野先生、お知り合いですか？
河口さんという方いらっしゃってます］

　





紫耀「あ、ありがと
そのまま通してもらえる？」

　




去年、入院してて
歳が近くて仲良くなった患者・河口A。

あまり体が強くなくてよく外来に現れる。


　
今日も、平日の暇な時間を突いてきた。

　




『しょーくん....ｯ(涙』


　



紫耀「久しぶりって、、
なかなか酷そうだね
ベッド使っていいよ」

　




『やだｯ(涙』

　




また
「頭痛い」とか「咳出ちゃった」とかかと思えば
めっちゃお腹痛そうに顔しかめてる。

　

目には涙。

相当痛いやつだなこれ。


　




紫耀「座ってるの辛くない？」


　



『だぃ...じょーぶｯ..(涙』

　




紫耀「泣きそうじゃん、ほらおいで」


　



ちょっと嫌がるAの腕を引いて
ベッドに寝かせる。


　



紫耀「いつから？」

　




『いっ..しゅーかん....ｯ(涙』小声


　



紫耀「えｯ、今なんて！」


　



『やだ、怒らないでよｯ...(涙』


　



1週間とか言うからびっくりして声を荒げてしまった。


　



紫耀「ごめんごめん

いやけど、1週間って...もっと早く来なよ
辛いのはAだよ？」


　



　
『はぃ、、、(涙』


　



紫耀「熱は？、、、36.8か
Aからしたら微熱だね」


　



平熱低いのは知ってるから
このくらいの熱でしんどいのも知ってる。

　




紫耀「どの辺痛いの」

　




『やだｯ...(涙』


　




紫耀「出たよ(笑」



　


長い戦いになりそうです(笑


　



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