十八話:坂田の夢 ※口調迷子です ページ27
坂田side
「お〜い!! お〜い!!」
誰かが・・・呼んどる?
坂田「・・・お前は誰や」
「僕は・・・名前ないんだよね」
名前が・・・ない・・・か
坂田「じゃあ、名前付けたげる!」
「え!?」
ここはちょっと暗い雰囲気やったからな。明るくせぇへんと!
「・・・ハハ・・・君は優しいんだね。僕と違って」
坂田「そんなことあらへんよ〜wwってか、どこにおるん?」
さっきからどこから声がするのかもわからへんしな・・・
「・・・君には見えないけど君の目の前にいるんだ」
え!?
「・・・僕、消えちゃうんだ。勝手に。どお?気持ち悪いでしょ?
、
、
化け物か・・・
坂田「・・・いや、凄いと思うで?」
「・・・そうやってまた嘘つくんだ」
坂田「嘘なんかちゃう!」
「違うっ・・・!君みたいな人を何人も見てきた!どうせ信じてもそれは
パチンッ!
乾いた音が響いた。
俺は目の前にいるであろう少年(?)の頬を叩くつもりで手を振った。やはり、物体はあって透明化になるだけのようだった。
「え・・・」
坂田「そんな事・・・言わんといてよ・・・君はそうやって裏切られるのをのを怖がって、逃げているだけや。時には思いっきり裏切られて、時には思いっきり泣いて人間は強くなっていくんや。そうやって逃げているだけじゃ、いつまでたっても弱いままや」
「ッ・・・君になにがわかるんだ!!僕の気持ちなんて・・・わかるはずがない!!!!」
坂田「そりゃ人の心なんか、妖怪ちゃうからわからへん」
「だったら・・・」
坂田「でもな、側にいてやれる事はできる」
俺は一歩前へ進んだ。
そして・・・
ポンッ
手を少年の頭に乗せた。
「!」
少年の姿が下から現れた。
少年の頭が出たとき、少年は泣いていた。
坂田「そう。なんなら、もっと泣いていいんやで?」
そして俺は、どこかの動画サイトで聴いた、
『泣いたっていいじゃん』
を口ずさんだ。
「・・・ありが、とう・・・」
少年が言った。
そして・・・
笑った。
坂田「そうやって笑っとけ。笑った方が福来る」
「それをいうなら笑う門に福きたるでしょ(笑)」
・・・!
坂田「あっそうや!お前の名前は・・・
「・・・いい名前。ありがとう!
やっぱり・・・」
そこで、俺の意識は飛んだ。
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月見さぁ(プロフ) - うみらいたーさん» なんと優しいお言葉・・・(泣)ご指摘ありがとうございました!! (2018年4月1日 23時) (レス) id: 82e306e30c (このIDを非表示/違反報告)
うみらいたー(プロフ) - 月見さぁさん» いえ...間違いは誰にでもあると思うので大丈夫ですよ!一緒にコメントすればよかったですね、13話も浦田になってしまってますw (2018年4月1日 22時) (レス) id: 5a619640e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見さぁ(プロフ) - うみらいたーさん» すみません!間違えていました・・・ご指摘ありがとうございます!! (2018年4月1日 12時) (レス) id: 82e306e30c (このIDを非表示/違反報告)
うみらいたー(プロフ) - 設定のうらたさんの名字は高橋なのに11話では浦田なのが気になります... (2018年4月1日 8時) (レス) id: 5a619640e5 (このIDを非表示/違反報告)
月見さぁ(プロフ) - 杏樹さん» はい!当たりです!またこうゆうのやってみようかな・・・ (2018年3月21日 17時) (レス) id: 82e306e30c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見さぁ | 作成日時:2017年11月5日 19時