お誘い ページ37
祭りが開かれる駅に着いた。
もう人が多くて人波に飲まれそうだ。
そんな中館長からの諸注意を受けた私たちは、これから自由行動へと移れる。そして殆どの文豪さん達は散らばって行ってしまった。
よしっの合図と共に散らばっていったのだ。
そして私は今、少し気乗りしていない。
「A！行かないのか？」
『あ、花袋。いやいや、行けるわけないよ』
何せ男性を祭り誘うなんて、人生初なんだから。
そう言ったら花袋含め、花袋の後ろでその話を聞いていた自然派の二人に「え、意外」っと返された。
君たちの司書が本当に私なのか心配である。
国「でも多喜二を祭りに誘うだけだろ？簡単簡単」
『此方にしてみればナンパみたいになんだよ』
藤「ナンパなら花袋か国木田を連れていけば？」
花「おぅ！ナンパなら任せとけ！」
『いや任せらんないわ！！それに男連れてる時点でナンパして男いるのにまだ物足りない女、みたいになってる！』
そんなビッチな女になった覚えはない！！
自然主義の皆のキャラが濃すぎて私には抑える術を知らないのでそのままほっとく事にした。
国「よし！A！多喜二をナンパしてこい！」
いや、ほっとけないわ。これ。
あまり動けない身だが、持っていた扇子で国木田をひっぱたくと国木田は笑いながら背中を押して多喜二の方へと歩み出させてくれた。
何だかんだいい人だ。
花「行ってこーい！楽しんでこいよー！」
藤「どうなったか、後で教えてね」
国「じゃあなー！」
そんな謎の声援を送られた後多喜二を探してみると、案外近くにいてくれた。
重治と直君と一緒に話している。
…これは、会話に入ってもいいのだろうか…？
そうしたら気がついたらしく重治が微笑んでくれた。
直君もおいでおいで！っと言った感じに手招きをしてくれる。
私は多喜二の背後に静かに忍び寄って声をかけようとした時、多喜二がいきなり口を開けた。
多「俺、誰とも回らないから。重治達と一緒に回ってもいいかな？」
「「『…え？！』」」
重治と直君と私の声が見事に重なる。
やばい、これはやばい。
重「えぇっと…別にいいんだけど…！」
直「もっと、他の人いるんじゃなか…？！」
二人の必死の声が聞こえる。
こうしちゃいれない。
私は多喜二のところに駆けていくと、多喜二の手首を捕まえた。
言わなきゃ。
『多喜二！！私と一緒にデートしてッ？！！』
…そりゃないよ、私←←←←
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新美悠華＠文アル大好き💛 - リクエスト良いですか？夢主ちゃんが死にたがってたらを秋声君と志賀さんで御願いして良いですか？ (2023年3月19日 9時) (
レス) @page25 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
新美悠華＠文アル大好き💛 - 秋声のどこが地味なん検討つかへんやるときはやる人なのにね (2023年3月19日 9時) (レス) @page10 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
法蓮草(プロフ) - 朔さん» リクエストありがとうございます！！全然大丈夫ですよー！！私も坪内先生と司書ちゃんの絡み見てみたいですから！wwもう作品がいっぱいになっちゃったので次の作品で書いちゃいますね！ (2018年7月15日 7時) (レス) id: 6397094652 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 長文失礼しました。 (2018年7月15日 2時) (レス) id: f66b36a2fa (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!!毎回毎回とても面白くて大好きです...!リクなのですが、テーマは何でもいいので坪内逍遙と司書ちゃんを絡ませてほしいです...!無理でしたら大丈夫なんです!!これからも更新頑張ってくださいね!! (2018年7月15日 2時) (レス) id: f66b36a2fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：法蓮草 | 作成日時：2018年5月28日 22時
