何者か〈研究員組〉 ページ2
この話は帝國図書館日乗！の【酒】の話に関連しています。
読んでいない方は読むことを進めますよ！！
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「なぁ、アオ。Aって何者なんだ？」
アオ「…………………………は？」
アカが研究器具などが入ったダンボール箱を両手に抱え込みながらアオに或疑問を零した。
アオは咄嗟のことだったからか、それとも質問の意味が瞬時に判断出来なかったのかーーー恐らく後者であろうことに、磨いていた試験管を空中に静止させてアカの方を見る。
アオ「…アルケミストでは？」
アカ「いや、確かにそうだけど…」
そういう事じゃなくてだな！！っとダンボール箱を床においてアオの方をビシッと指さすアカ。
アカ「アオも見ただろ！この間、中原中也がAを連れてきた時のAの傷口を！！」
アオ「あぁ、パックリ言ってたヤツですね」
アカ「具体的に言うなぁぁぁ！！！」
あーやだやだっと言いたげにアカは頭を振って、また興奮したような感じでアオに詰め寄る。
アカ「っじゃなくてだな！！その傷が出来た時！！Aの血は墨だっただろ！」
アオ「あぁ、確かにそうですね」
アカ「…いや、なんでそんな冷静なんだよ」
アオ「治療の方に専念していたので」
しかしアカに指摘されて気がついたのか、アオは興味深そうに試験管を机の上に置き腕を組む。
その顔は新しい疑問に立ち向かおうとする科学者に似ていた。
アオ「それが本当に墨で出来ていたのなら、Aさんは文豪達と同じ身体になっているっと考えるのが妥当だと思いますが」
アカ「そこなんだよ、文豪達ってAのアルケミストの力で転生させた身体だ。でもAは生きてる人間だ、おかしいだろ？」
アオ「確かに」
そこまで言って二人はうーんっと言った感じで首を横に傾げてしまった。
研究員組は行きずまってしまったようである。
アカ「…もしかして、俺達の見間違いか？」
アオ「あの時は深夜近かったですからね」
アカ「でも優秀なアルケミストが二人で見てたんだぜ？！絶対墨だった！！」
アカが納得いかない！と言いたげにジタバタとその場で足踏みをすると、アオはそれを止めて欲しいと
いう意味を込めたであろう溜息を一回つく。
アオ「アカ、Aさんが何者なのかについてはまた今度話しましょう。今は器具を片付けてください」
アカ「えーッ！！もう少し話そーぜ！！」
アオ「終わったら聞きますから」
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新美悠華＠文アル大好き💛 - リクエスト良いですか？夢主ちゃんが死にたがってたらを秋声君と志賀さんで御願いして良いですか？ (2023年3月19日 9時) (
レス) @page25 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
新美悠華＠文アル大好き💛 - 秋声のどこが地味なん検討つかへんやるときはやる人なのにね (2023年3月19日 9時) (レス) @page10 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
法蓮草(プロフ) - 朔さん» リクエストありがとうございます！！全然大丈夫ですよー！！私も坪内先生と司書ちゃんの絡み見てみたいですから！wwもう作品がいっぱいになっちゃったので次の作品で書いちゃいますね！ (2018年7月15日 7時) (レス) id: 6397094652 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 長文失礼しました。 (2018年7月15日 2時) (レス) id: f66b36a2fa (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!!毎回毎回とても面白くて大好きです...!リクなのですが、テーマは何でもいいので坪内逍遙と司書ちゃんを絡ませてほしいです...!無理でしたら大丈夫なんです!!これからも更新頑張ってくださいね!! (2018年7月15日 2時) (レス) id: f66b36a2fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：法蓮草 | 作成日時：2018年5月28日 22時
