外出〈エド：秋声〉＊菫草様リク ページ6
賢者の石。見慣れた赤い石。
でも、違う世界ではとても危険な石らしい。
その事を知ったのは、そんな賢者の石を求めている兄弟を此方の世界に呼び出してしまった為である。
そしてその兄弟、エドとアル君の手を貸す形で、対価交換…私たちの錬金術と彼らの錬金術をそれぞれ教え合い習うことになった。
いやいや、まだ私、錬金術師としてはド素人…。
っとツッコミを入れたかったが、もう習う気満々の目で此方を見られたので断るわけにもいかず毎日のように目を合わせることとなった。
そんな私達の関係だからこそ、短時間で隔たりなく敬語抜きの会話ができるというもの。
そんな日を数日間体験したある秋日和。
買い出しを館長に頼まれた私達は、街に降りることになった。まぁ、街も彼には新鮮みたいで。
エ「Aー！！コレはどういう物だ？！」
『え、それは多分カメラだと思うけど…』
エ「へぇー！これがカメラなのか？！」
『うん、確か飛ぶよ』
エ「カメラがか？！！すっげえな！！！」
そう言って興味津々にお店のショーウィンドウを覗き込むエドを可愛いなぁっと思いながらも前を歩く青年を一回呼び止める。
『秋声、ストップ』
秋「はぁ…またかい？」
そんな不満そうな声を上げながらもちゃんと止まってくれる所が本当に秋声のいいところだと思うよ。
私達だけでは荷物をすべて持つ事は難しいと思われたからか、付き人として秋声が来てくれたのだ。
いや、秋声も細いほうだと思うけど…。
そこはあまり触れないようにしながらもエドの方へと近寄ると、エドは少し興奮した感じで話しかけてきた。
エ「な！な！帰ったら写真撮ろうぜ！！！」
『え、あ、うん。大丈夫だけど…どうして？』
私は首をかしげながらわけを聞くと、エドは私の両手をぎゅっと握ってキラキラした目で見てきた。
エ「お前達と一緒にいた思い出としてさ！」
『お、おう』
勢いがよろしいようで。
ってか写真か…私、写真とかって小さい頃からあんまり撮ってもらった記憶が無いなぁ…。
そんな感じでぼんやりと考えていると、いきなり左手の温もりが消えて違う温もりに包まれた。
秋「ちょっ？！何してんのさ！！！」
『あ、秋声。エドがね、皆と写真撮りたいって』
なんでそんなに焦ってんの。
私はその事に意識が行ってしまったので、次に思い出す昔の思い出の事を忘れてしまった。
秋「…はぁ…分かった。ほら、二人とも行くよ」
『ほーい』
エ「おう！」
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松野霊夢 - 尾崎さんを書いてはいただけないだろうか？あの神を書いてはいただけないだろうか (2020年4月10日 23時) (
レス) id: 3ec8f52487 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭茶漬けヽ(*≧ω≦)ﾉ(プロフ) - あのぉ、リクエストいいですか・・・？えっと太宰と読書をテーマに書いていただきたいのですが。 (2018年12月12日 16時) (レス) id: 42dbdbace3 (このIDを非表示/違反報告)
法蓮草(プロフ) - 翡翠石さん» リクエストありがとうございます！！了解しました！！！ (2018年12月6日 7時) (レス) id: 6397094652 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠石 - リクエストいいですか？志賀先生とハロウィンで、司書さんが、イタズラされるのをお願いします！ (2018年12月4日 18時) (レス) id: f23e64e53d (このIDを非表示/違反報告)
法蓮草(プロフ) - 伊露葉月さん» 人をダメにするやつですwwwありがとうございました！！！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: 6397094652 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：法蓮草 | 作成日時：2018年9月21日 7時
