八話：手紙、電話 ページ10
貴「ただいま…」
母「おかえり、どうだった試合？」
貴「当然一位とったよ」
母「そう、記録会も頑張りなさいね！ご飯出来てるから着替えたら降りてらっしゃい」
貴「うん、」
私は自分の部屋に入り、部屋着に着替えていた
自分の部屋を見るとダンボールが積み重なっていた
貴「「もうそろそろ終わるかな？」」
着替え終わると凛からの手紙が目に入った
貴「「かなり溜まったな、頑張ってるかな凛…」」
そう思いながら私は下に降りていった
貴「ごちそうさまでした、父さん、今日も遅いの？」
母「そうね、もうすぐアメリカに転勤だから忙しいのね、A、寂しくない？」
貴「ちょっとは寂しいよ、宗介とずっと一緒にいたし、なりよりね、でも世界を目指すならもっと上に行くのもいいと思ったの！凛も同じこと思ってると思う」
母「そうね、私は誰よりも貴方を応援してるわ、もちろん父さんもね！」
貴「うん、ありがとう母さん、」
自分の部屋に戻り、凜の手紙の返事を書いていた
貴「「凛へ、体調大丈夫？風邪引いてない？
向こうは大分冷えるから練習も少しは休んでね。
それから報告
来週記録会っていう大会があるの！私は個人メドレーとフリー100 バッタ100に出るつもり。全部一位取れるように頑張るね。」」
貴「これでいいかな？」
ﾌﾟﾙﾙﾌﾟﾙﾙ
貴「電話だ、誰だろ？、もしもし」
夏「よ、香澄！」
貴「夏也さん、びっくりしました！？」
夏「悪い、佐野中の部長にお前の連絡先を聞いて電話をかけたんだ」
貴「そうだったんですか！それでどうしたんですか？」
夏「あぁ、香澄お前記録会が終わって秋にアメリカに行くんだろ」
貴「はい、そうです」
夏「実はな、俺も卒業したらアメリカに留学する予定なんだ」
貴「ホントですか！？」
夏「あぁ、ホントだ、それでもしアメリカで水泳するならお前と同じチームに入りたいんだ、頼んでいいか」
貴「もちろんです！夏也さんと一度泳いでみたかったし、何より同じところで泳げるならぜひ！」
夏「そうか、助かる！じゃあまた、記録会負けないぞ」
貴「臨むところです！私も負けません！」
夏「じゃあな」
貴「はい、失礼します」
貴「はぁ、びっくりした〜、夏也さん、留学するんだ」
そう思いながら、私は机に向かい宿題を行っていた
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作者名：ナッツー | 作成日時：2020年10月12日 11時
