【ハイスピード free】あの景色をもう一度 (ページ6)

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四話：帰りページ6

宗介が戻って来て、貴澄とのやり取りを話した

宗「そうか～、七瀬と橘が…」

貴「うん、会えるの楽しみだな！だって凛と一緒に泳いだ人達なんだもん！」

宗「そうだな、七瀬のフリーは凛と勝負してたからな
今度は俺と勝負してやる！」

貴「そうだね、私も遙君と勝負してみたいかも」

宗「お前、誰でも名前呼びだな」

貴「え？そうかな？いいじゃん、同い歳なんだから」

話しているうちに、私の家に着いた

貴「じゃあ、また明日ね！」

宗「おう、また明日な！」

家に入り「ただいま」と言うと母さんが顔を出して「おかえり」と返してくれた

すると、母さんが「A手紙来てたわよ！」

貴「誰から？」

母「うふふ！、凛くんからよ！」

貴「え？！凛？！っていうかなにそのニヤニヤ」

母「なんでもないわ！部屋の机の上に置いてるからね//」

貴「もう//なんなの？」

私は母さんを気にしながら自分の部屋に入った

机の上には、英語で凛の名前が書かれていた
私は手紙の内容を読んだ

(凛)「Aへ、元気か？俺は元気だぞ、やっとこっちの生活に慣れてきたぜ！今コーチと一緒に練習してるんだ！前より早くなってると思うぜ！これからもお前や宗介に負けないくらい早くなってやる！じゃあな」

貴「凛、元気そうだね！笑！返事でも書こうかな？」

私は凛に手紙の返事を書いていた

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時間が経ち父さんも仕事から帰ってきた

父「Aちょっといいか？入るぞ」

貴「父さん、おかえり、どうしたの？」

父「実は仕事の転勤でアメリカに行くことになったんだ」

貴「え？それホント？」

父「あぁ、ホントだ、それでお前もアメリカに行かないか？」

貴「え？」

父「向こうでも水泳の練習ができるし、プロを目指すならもっと上がいる。時間あげるから考えておきなさい」

貴「わかった…」

突然の事で私は頭が追いつかなかった。アメリカに行くなら宗介と居られなくなる、でも、プロを目指すならもっと練習が必要になる。

私は決心した

貴「父さん、私もアメリカに行く！」

父「そうか、出発は秋だ。だから記録会には出られるから安心しなさい。」

貴「うん、今から宗介の家に行ってくるわ」

私は宗介の家に急いで向かった