お兄ちゃん ページ40
『毎日幸せだよ』
「見ててわかる、お前も 皆も今まで以上に楽しそう」
『私なんかが、みんなと居ていいのか未だに不安になるけど 私は皆から嫌われない限りはここに居たいと思うよ』
「うん、Aが好きなだけ居るといいよ」
『ありがと』
「でもA」
『ん?』
「…好きになってない?」
『…え?』
まっすぐと見つめられ
体がピクっと反応してしまう
「誰かの事を、好きになったりとか」
私が 誰かを…?
『…な……何言ってんの笑! なるわけないじゃん!』
「そうだよなぁ〜笑 Aはお兄ちゃんが好きだもんねっ♡」
さっきまでの真剣な顔はすぐどこかに行き
ヘラッと笑う兄さん
『うるさっ笑』
「んじゃ! チェックインしちゃおっか!」
『うん!』
_____
「はい、Aは 8階の1番奥の部屋だって」
『ありがとう、何から何まで』
「こんぐらいさせてよ、お兄ちゃんなんだから」
『……兄さんが私の兄さんで良かったよ』
「俺も同じこと思ってるよ、明日は?見学してく?」
『うんっ!』
「ん、じゃあまた明日ね」
また頭を優しく撫でられ
手を振ると私が見えなくなるまで
ずっと手を振り続けてくれた
我ながら いい兄さんだと思う
にしても
「誰かの事を、好きになったりとか」
なんでこんなこと聞くんだろ
LK「よし、読み通り」
『っうわ!?!?』
エレベーターを待っていると
後ろからヌッと現れたリノ
LK「まだ部屋行ってないと思ってきたらホントにいた」
『な、びっくりさせないでよ』
LK「ごめんごめん笑 今日はお疲れ」
『そっちこそ、お疲れ様』
LK「どうだったよ、かっこよかった?」
『………どうだと思う?』
LK「意地悪せず教えてみなよ」
『当ててみて!』
LK「…」
目を細めてこっちをジトっと見つめるリノ
『あはは笑 ほら!はやく!着いちゃう』
LK「着いたらいい そのまま部屋にあがらせてもらう」
『はぁ?やだよ笑』
LK「ヤダね、俺は意地でも入る」
そう言ってるうちに8階着くエレベーター
『ねぇ〜しっかり着いてくるのやめてよ』
LK「部屋に入れてくれたらさっきの答え教えたげる」
『くっそダルいメンヘラみたいじゃん』
LK「俺決めた事曲げたくないタイプなだけだから」
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ルイ(プロフ) - コメント失礼します! キュンキュンが止まらなくて最高です🤦♀️💕 こんなに素晴らしい作品を更新し続けてくださり、ありがとうございます😭 (2023年4月16日 15時) (レス) id: 0011282fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おこげ太郎 | 作成日時:2023年3月27日 14時