家も職も失ったけど、どうする？ 2 (ページ29)

今日:14 hit、昨日:13 hit、合計:94,757 hit

オッパが1番だろうがページ29

LK「絶対なるね」

『リノが勝ってね』

LK「何それ、期待していい？」

『なんの期待よw』

LK「俺に1番に抱きしめられたいってこと？」

『んー……1番はチャニオッパがいい』

LK「おい」

『あはははっww』

LK「リノオッパの熱い抱擁が1番だろうがよ」

『リノは私の事潰そうとするから嫌』

LK「抱き締め殺したいくらいに好きってこと」

『愛情をもう少し優しい方向で表して欲しいね』

LK「全部出し切らなきゃ俺が溺れ死んじゃうよ。」

『死なない死なない』

LK「……行きたくない」

『大好きなファンの人がみんなの新しいかっこいいとこ見たがってんだから死ぬ気で頑張んないとリノのこと嫌いになるけど？』

LK「死ぬ気で頑張ってくる」

急に切り替えが早くなって
チャカチャカと玄関に向かうリノ

LK「ヤーヒョンジナ Aに変な事したら殺すよ」

HJ「はいは～いっ」

リノに見せつけるように私の肩を抱き寄せヒラヒラと手を振るヒョンジン

LK「絶対五分以内に出てこい！！」

グッと拳を上げ殴るふりをするリノ

『ほら！早く行っといで！』

LK「…いってくる」

扉が閉まる最後の最後までこっちを見続けるリノ

『こっわ』

HJ「やっと二人っきりだね」

『なに急に』

HJ「ふへ」

『なになに』

ニコニコしながらジリジリとわたしの方に来るヒョンジン

HJ「そんな不審がらないでよぉ」

『ヒョンジンは何してくるかわかんないから』

HJ「そんな事ないもん！！俺結構紳士だよ？」

私の毛先をクルクルといじりながら話すヒョンジン

HJ「ただ、 3日間会えないかも～ってなるとやっぱり俺寂しいよ」

『そんなに私の事好き？』

なんとなく口からそう出てしまった

『あっいや！』

どうせまたいつものベタベタ攻撃が来るだろうと
撤回するために顔を上げてヒョンジンの方を見ると

HJ「………どうだと思う？」

想像と全く違った。

私の目を真っ直ぐ見つめて私をまるで試すようにそう聞いてくる

『…っ！』

HJ「教えよどうだと思う？」

私の腰に手を回して

もう片方の手でスルッと優しく手を握られる

『べ、別に何となく聞いただけだしそこまで深堀しなくても…』

HJ「俺はヌナから俺がどう見えてるか知りたい」

さっきから本当に目が逸れない

ヒョンジンの綺麗な顔が

細くて切れ長な綺麗な目が

私を捕らえて離さない