家も職も失ったけど、どうする？ 2 (ページ19)

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お礼ページ19

IN「僕が着いた時には、もう居なかったらどうしようって」

『だからちょっと寒いのに汗だくだったんだ』

IN「はい……ぼく、ダメですヌナの事になると居ても立っても居れなくなる」

『……イエナ』

IN「ヌナ、僕、今日ヌナを助けたご褒美が欲しいです」

『ん……？なに？』

IN「いつでもいいから1日、僕にくれませんか……？」

『……それでいいの？』

IN「はい、出掛けたりは出来ないけど、ヌナを独り占めしたいです、らみんなと居る時も隣にいて欲しい」

『……いいよ、それでお礼出来るなら』

IN「んふふやった～っ」

『もう少しで着くね……みんな、心配してるよね……』

IN「一応、僕連絡は入れてるんで」

『そっか』

家の扉の前まで着いたけど

まだ、少し時間が欲しい

IN「あの、家に入る前に」

『ん？』

IN「僕の事、さっき僕の存在がバレないようにジョンイナって呼びましたよね」

『あっ……』

IN「あれ、すごく嬉しかったんです……その、もう一度呼んでください」

『えっ、あっ……ジョンイナ』

僕より低い背で

いつにも増して可愛い格好でそう呼ばれると

居ても立っても居られなくなりそうだ

IN「もう一度」

『ジョンイナ……？』

IN「あぁ～……ヌナ可愛すぎです」

『……そんなことない、お姉さんだよ私は』

少しむくれたように呟くヌナがもっと愛おしい
泣いたあとが少し赤くなってるのも可愛い

鼻声気味なのも

IN「じゃあ、入りましょっか、みんな待ってます」

『……ん、』

IN「ただいま帰りました～」

『た……ただいま』

その瞬間勢いよくリビングの扉が開いて

HJ「ヌナ……！！！！」

ドライヤー途中だったのか、
ボッサボサ頭のヒョンジニヒョンがでてきた

HJ「ヌナ……！ヌナッ……！」

勢いよくヌナを包み込むように抱きしめるヒョン

HJ「心配したんだよ……本当に……っおかしくなりそうだった……」

みんなやっぱりヌナの事が大好きだ

さっきまでは僕だけのものだったのに
もう、みんなのものだ

『ごめ……ごめんね』

ほら、ヌナもきっと安心してまた泣いちゃう

HJ「ヌナが泣かないでよぉ～っ！俺も泣く！」

玄関で2人して泣いてるのを見ると
帰ってきたんだって安心して僕もなんか泣きそうになる

CB「うぉ！！Aだ！！！ほら、早く叩釚んなって、イエナもお迎えありがとね」