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バンに乗り込むと何時ぞやの私がここに初めて来た時に送迎してくれた運転手さんが軽く会釈をしてくれ
後部座席のドアを開けてくれた
『うわ、しっかりカメラのレンズやん』
そこそこデカめのカメラのレンズが入ったケースが私の横に鎮座していた
「あっ、ハジュンさんから伝言です「そのカメラのレンズ!百何万するから割らないでねっ☆」 だ、そうです」
『えっ、あっ、えぇっ…』
あのパボ兄貴……なにが 「割らないでねっ☆」だ
それに運転手さんもそれっぽく言わなくてもいいんですよ…!
そうこうしているうちにスタジオらしき建物に着き
急いで降りると 入口にめちゃくちゃ手をブンブン降っている兄さんがいた
「A〜〜っ!!! 今日も可愛い妹よ〜っ!!」
他のスタッフさんが慌ただしく後ろで動いてるなか呑気に手を振る兄 とことんアホ面だ
『やー、パボ兄貴 私に何させてくれてんの』
「いやぁ ごめんよ届けてくれてありがとっ ついでと言ってはなんだけどお手伝いして行ってよ」
『は、はぁ!?』
レンズが入ったケースをパッと私から受け取ると
近くのスタッフさんに はいっ と渡し
私の背中を押してスタジオ内に入る
何個もセットのスタジオがあるようで
みんなそこから出たり入ったりしている
「今は一旦お昼休憩だよ、あと20分くらいで終わる」
《ハジュンさん その方は?》
「あっ、ぼくの妹☆ 僕のお手伝いをいっつもしてくれてるよ!現場に来るのは初めてだけど」
『あっ、えっ、 初めまして…!』
《いやぁ、びっくりしたなハジュンの妹かぁ!》
《今回の撮影モデルさん居たっけって思っちゃいました!》
「でしょでしょ〜!うちの妹は可愛いんですよ!では!」
ゴリゴリの営業スマイルを振りまいたかと思うと背中を押してどこかへ連れて行かれる
『ちょっと!どこ行く気!?』
「いーからいーからっ」
『もう!私はこんなとこ居ていい人間じゃないんだから…!』
「それを決めるのはお兄ちゃんの仕事!Aは今日1日ここに居てねっ」
ガチャっとドアを開けられ トンっと背中を押され部屋に押し込まれる
『ちょ! お兄ちゃ…兄さん!?』
押し込まれたかと思えば「じゃあね!」とドアを閉められる
「………え、A?」
『えっ』
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ルイ(プロフ) - コメント失礼します! キュンキュンが止まらなくて最高です🤦♀️💕 こんなに素晴らしい作品を更新し続けてくださり、ありがとうございます😭 (2023年4月16日 15時) (レス) id: 0011282fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おこげ太郎 | 作成日時:2023年3月27日 14時