家も職も失ったけど、どうする？ 2 (ページ4)

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お風呂上がりのホカホカアギパンが心配そうに私を見つめた

『イエナァ～っ……聞いてくれる……？』

IN｢も、もちろん！ヌナのお悩みならいくらでも！｣

隣に座ってくれたイエニにさっきの話をした

IN｢なんですかその男｣

話が終わった瞬間、いつものほわほわしたイエニは居なくて

IN｢今更探ろうとしてる……？ヌナを僕らから取る気なんですかね、それは困る…今僕らかはヌナを奪われたら……｣

ブツブツと何かを呟くイエナ

『い、イエナ？』

IN｢はいっ！どうしました？｣

名前を呼ぶといつものイエニだった……
さっきのはなんだったんだ…？

『その、それでね私会ってみようと思うの』

IN｢え！？｣

『……何があるかわかんないけど、私が直接話さないときっと解決しない』

IN｢で、でも危ないです！｣

『大丈夫！兄さんちの近くで会う』

IN｢いつ……会うんですか？｣

『ん～……明後日？笑』

IN｢直近じゃないですか！！！｣

『行動は早めにしないとね。とりあえずブロックしてる元彼のカトクを解除する所から始めないと』

IN｢……ヌナ｣

『ん？』

不安そうにこちらを見つめるイエニ

『も～……心配してくれてるの？イエナ』

IN｢うん……不安ですよ、僕は｣

『ありがと、心配してくれて』

優しく頭を撫でると不貞腐れながらも嬉しそうにするイエニ

IN｢……ヌナはもう少し僕も頼ってください｣

『じゃあ～…もし、明後日私が泣いたらイエニが慰めてくれる？』

IN｢えっ｣

『なんて！嘘っ！じゃあ私明日の為に部屋で元彼とバチって来るねっ』

IN｢あ、ちょっ…………！｣