家も職も失ったけど、どうする？ 2 (ページ15)

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ざまぁみろと同情と。ページ15

『別にあわせる必要無いから』

MJ｢つれないなぁ｣

『とゆうか、なんで別れたの？実家に挨拶行ったんでしょ』

MJ｢……浮気｣

『……はぁ？あんたまた浮気したの？』

MJ｢違うよ、俺がされたの｣

『は？……ははっ笑私にしたから返ってきたんだよ』

MJ｢……本当にそう思う｣

正直ざまぁみろと思ったと同時に
この人も私と同じ気持ちを味わって
どれほど苦しかっただろうと同情してしまった

MJ｢……Aも、こんな気持ちだったんだね｣

『そう、そんな気持ちだった』

MJ｢ごめん、謝って許されることでは無いけど…許して欲しい｣

『許して欲しいって何。一生その辛さと向き合ってればいい』

MJ｢…Aらしい返事だね｣

『そう？』

MJ｢そうゆう所が好きだ。｣

『はい？』

MJ｢真っ直ぐで、物怖じせずものを言う所｣

MJ｢その癖言った後に後悔してへこんだりするところもね。｣

『ぐっ』

MJ「前も、今も全部可愛いと思うよ」

なんて調子がいいんだろう

今も、昔も思ってたなら私たちは別れずに済んだでしょ？

今この人に何言われても響かない

来る前までは、凄く心配だったけど

なんだ、

もう本当に好きじゃないんだ。

『可愛いと思ってたならなんで私と別れたの？』

MJ「それは……」

『私は、私以外に目移りしてしまう人なんてもういらないの。』

MJ「はは………随分言うようになったね」

『だって……私はもう好きじゃないもの』

22:00

あと少しで帰れる

だいぶお酒も飲んでいい感じにほろ酔いになってきた

イエナヌナ! もうそろそろ僕職場出れそうです!

あ、イエナ

MJ「誰？」

『うるさいなぁ、関係ないよ～』

MJ「A酔ってる？」

『酔ってないっ！』

MJ「ははっ、そうだね、酔ってないね」

そう言うとミョンジュンはマッコリを私の器に注いだ

MJ「酔ってないなら、飲めるよね？」

『なっ……それは……』

家を出る前、チャニオッパやリノと飲みすぎないって約束したんだから

もうこれ以上は絶対に飲まない

MJ「ほら、早く飲んで」

私の器を手に持って口元にグッと押し付けてくるミョンジュン

『んっ……！！』

この1杯この1杯だけ飲もう

MJ「わぁ、飲めて偉い！すごいねAっ！」

『……っ、無理やり飲ますなんて最低』

MJ「本当はもっと早く酔ってもらう予定だったけど」

『予定……？』