第9話 アリス ページ10
ル「おーい、柚蜜これ｣
ルカに渡されたのは彼のお母さんの手作りお菓子だ
あのプレゼント交換した日以降、私はルカと呼ぶようになり2人の距離や関係がもっと近くなった気がした
柚蜜「ルカありがとうっ！これってもしかして…」
ル「うん、母さんがゆーちゃんにもって」
2人で寄り添いながら庭から見える青空や
たくさんの綺麗な花を見ながら手作りお菓子のチョコレートケーキを頬張る
すごく濃厚でしっとりした食感がたまらなく私の口に運ぶスピードもとまらない
ル「ふふっ、柚蜜」
柚蜜「んぁっ…ルカありがとう」
(一応私の方が前世含めて年上なのに…うっ)
私の口についたチョコレートをルカが優しく拭き取ってくれた、持ち主ゆえにハンカチまでもが美しく感じる
ル「母さんも柚蜜が来てから嬉しいって、それに母さんのお菓子好きなら今度一緒に作りましょうとも言ってたよ｣
柚蜜「本当？！ぜひっ」
あれから、私はなんとルカのお家の人達とも仲良くなった
特にルカのご両親には気に入られたみたいでたまに雨の日とかもルカのお家の中にお邪魔したりする
ル「いっ…」
柚蜜「ルカっ？」
ルカが何やり声をあげたので見れば
ルカの指にかすり傷できており血も少し滲んでいた
(うわぁ、これ地味に痛いやつ)
私は急いでルカに治癒のアリスを使う
かすり傷なのですぐに癒えていく
使い終わると私の周りに相変わらず
アリスを使用する際に現れる花びらがひらひらと舞い落ちていた。
ル「柚蜜のアリスって瞬間移動と治癒？｣
柚蜜「ん？たぶん…？」
ル「ふふっ、こんなにアリスにも綺麗な部分あるんだなって初めて思ったよ」
そこからルカは色々話してくれた
前にメロメロになるほどの姿も普段の姿で動物達と戯れてるところｰｰアリスを使ってるところは誰にも見せようとはしてないことを
ルカは幼い頃からアリス発現しておりそれが周囲にバレており好奇の目で見られたり誘拐もされたことがあるからだと
ル「だから毎日息苦しくて…誰かと一緒にいなければだし、逃げ出したくなる時があるんだ」
(ルカ…)
ル「でも、僕と同い年で同じようにアリスを持ってる柚蜜が現れた時はびっくりしたけど嬉しいんだ…｣
ル「それに…柚蜜のアリスは本当にすごいよ！皆を守るれるし助けられる…｣
柚蜜「ルカ…ありがとう！でも、ルカのアリスも素敵だよ？誰かを傷つけることもなく…すごく強くて優しいアリスだよ｣
そう
本当にーー
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ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました！ 「魅惑の花【イケメン源氏伝】」も更新お待ちしております！ (5月4日 14時) (
レス) id: d8e14f5f2b (このIDを非表示/違反報告)
和羅紫(プロフ) - ルイちゃんさん» ルイちゃんさん！感想ありがとうございます、とても嬉しいです！更新頻度が不定期で遅めですが、より楽しんでもらえるようにもっと投稿頑張っていきます！お楽しみにお待ちしていただけると幸いです！ (1月17日 4時) (レス) id: f19e71f4da (このIDを非表示/違反報告)
ルイちゃん(プロフ) - なんでしょう！上手には伝えられませんが、本当に続きが読みたくなる小説でまだまだかなと勝手ながら待たせて頂いています！！ (1月16日 7時) (レス) @page30 id: b56b63a5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和羅紫 | 作成日時：2023年11月15日 20時
