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第3話 運命のイタズラ ページ4

あれから約4年の月日が流れ
私と私の双子の姉ーー蜜柑は4歳になった

爺「ほぁ〜ら、蜜柑と柚蜜じーちゃんとお散歩行こか」

蜜「あーい!」

柚蜜「あい!」

滑舌はまだ幼いがかなり喋れるようになったし歩きも出来るようになった

柚香さん…お母さんが去っていってから
じーちゃんは私達を本当の孫のように大事に育ててくれた


(物語が始まるまで、まだ時間がある…)

私は結末まで知っているので
将来のために最近何かできないかと考えている

(せめて私のアリスが分かればなぁ)

蜜柑は両親のアリスを受け継いだので双子である私も同じ可能性が高いがまだ分からない

何よりアリスとバレてしまった場合
学園は私を連れていくだろう…もしかしたらあの方に目をつけられる可能性も否めない

蜜「ん?柚蜜…どーちたの!」

柚蜜「あっ、お姉ちゃん!おねむなの」

爺「おや、おねむかいな柚蜜。もう少ししたらお家に戻るか」

はっとして言い訳を述べる
考え事をすると、たまに周りが見えなくなるくらい自分の世界に入ってしまうことが多々ある

(気をつけよ…お姉ちゃん変に鋭いし、子供ながらに)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その日の夜

?「せめて…この子達にはアリスと無縁になって欲しかったけど、、」

(この声はまさか…お母さんーー?)


柚香「柚蜜貴方のアリスは凄く強いわ…そんな貴方を守るためにせめて、お母さんがーー」

と、お母さんが私の中にアリスストーンをいれるシーンが流れてくる

(これは…夢?)

柚香「瞬間移動と治癒…どうか、柚蜜と蜜柑が無事でありますように。まだ蜜柑のアリスが発現してなくて良かったわ…せめてこのまま発現せず…妹と暮らせていけばいいのに」

その呟きはとても悲しかった
夢の中の背景はあの日と同じく吹雪が激しい夜だった

(悪夢なのかいい夢なのか…)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


翌朝、私は裏庭きこっそり行き木にもたれかかった

(試してみようかな…)

柚蜜「よぉし、やるちかない!!」

目を閉じ集中してみる
念じてみるのだ、強く

まずはーー



(瞬間移動瞬間移動瞬間移動!!!場所は……)



柚蜜「…えいっ!」


ふわっと身体が一瞬浮いた感覚がした後


柚蜜「わっ…あれっ?、きゃー!」


私は落ちていく感覚がした

(うそ!どこに瞬間移動しちゃったのなんか高くない?落ちてる?!)

目をつぶり覚悟したその時


?「わぁっ」


小さな悲鳴が聞こえた

そして

(落ちたのに痛くない…?)

第4話 出会い→←第2話 転生



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ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました! 「魅惑の花【イケメン源氏伝】」も更新お待ちしております! (5月4日 14時) (レス) id: d8e14f5f2b (このIDを非表示/違反報告)
和羅紫(プロフ) - ルイちゃんさん» ルイちゃんさん!感想ありがとうございます、とても嬉しいです!更新頻度が不定期で遅めですが、より楽しんでもらえるようにもっと投稿頑張っていきます!お楽しみにお待ちしていただけると幸いです! (1月17日 4時) (レス) id: f19e71f4da (このIDを非表示/違反報告)
ルイちゃん(プロフ) - なんでしょう!上手には伝えられませんが、本当に続きが読みたくなる小説でまだまだかなと勝手ながら待たせて頂いています!! (1月16日 7時) (レス) @page30 id: b56b63a5e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和羅紫 | 作成日時:2023年11月15日 20時

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