もう1つの眩しい太陽【学園アリス】

第22話 嵐の予感 ページ23

鳴「ほーら、蜜柑ちゃん世界一！かーわいいぞー♡」

蜜「きゃははっ」

カーテンをあけ出で行くとすっかり機嫌が治った様子の蜜柑とナルが高い高いをしてメルヘンな世界を築き上げていた

柚蜜「ふふっ…私も着替え終わりました！お姉ちゃんすごく可愛いじゃん〜」

蜜「あっ！柚蜜やこっちこっ…｣

岬･鳴「……」

私の方を振り返った蜜柑達の動きがピタリと止んでぽかーんとしながらこちらを見つめてきた

柚蜜「…ん？」


(なんだろう？)



柚蜜「……変…かな？」


蜜「ﾊｯ…何言うてんの！もうすんごく可愛い！！流石ウチの妹そこらのモデルよりも可愛いわ！」

岬「あぁ…かわいい」

鳴「…」

柚蜜「…ナル？」

ナルだけ何故かまだ固まったままだ
ものすごく囚われるような目線で私を見つめたままで

柚蜜「…っ、ナル！」

鳴「…っん？あ、ごめんごめん！可愛くてつい見惚れちゃったよ♡」

蜜「ウチの自慢の柚蜜やからな！！｣

岬「自慢だな自慢」

柚蜜「…照れちゃう」


似合っているのは良かった上に可愛いと褒められたのは嬉しいが照れてしまった
そんな私を3人が微笑ましく見つめてきてさらに照れてしまう


そんな私を見てナルがヘルプをいれてくれた


鳴「さて、双子ちゃん君達のアリス学園入学についてだけど……無事入学決定致しましたー!!」



それを聞き私も蜜柑のように喜びの舞をし出そうとした時





鳴「だけどーー(仮)」



柚蜜･蜜〈ピタッ〉


鳴「前にも言った通り正式に入学する為には、1週間の仮入学中にある入学テストをパスしてもらいます」


柚蜜･蜜「…っ入学テストー？！」


鳴「な〜にカ〜ンタン！これからが君達が入る初等部B組でクラスメイトと仲良く協調性をもって受け入れられればいいだけの話だよ♡」

(…まさかあの原作で見た始まりから)


鳴「学園はその過程を見て君のアリスを見定めるだけ」

蜜「…それだけ？」

鳴「YES☆それだけ!!」

蜜「うっひょー！らくしょうや」

岬「似た者同士…」

柚蜜「…ぁぁあ、」



(後から分かるお姉ちゃん…らくしょうやないって……はは)




でも、貴方なら大丈夫





あのクラスも学園の人達も




みんな素敵で私が心惹かれた人物達と世界ーー




何より









『 貴方はみんなや彼らを照らす眩しい太陽だから 』



















〈コンコンっ〉







？「失礼します、初等部B組学級委員2名入ります」



















きっと大丈夫ーー。

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