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第21話 急展開 ページ22

ほんの数秒だけ、時間が止まったような感覚だった


目の前にあの頃の面影を残したまま
更に美少年に成長したルカがいる、耳と首にはお揃いのアクセサリーもちゃんとつけていた


棗「…ルカ?」

ル「ん、あっ…あぁ…何してんの?」

棗「起きたらこの双子がいた、どっちとも正体言わねー」


ル「…双子??」


ルカは目線を私と棗から反対側のソファーにいる蜜柑へと向ける
そして、交互に私と蜜柑を見比べては混乱していた

(お姉ちゃんいる事は教えてたけど…双子とは言ってないや)


棗「…それよりはやーー」




勢いよくドアが開かれ

鳴「蜜柑ちゃん!柚蜜ちゃん!」


ナルと岬先生が慌てて入ってきた
ふと身体にのしかかってる重りが消えたと思ったら
ルカと棗は既に逃げようとしていた

棗「やべ……」

蜜「鳴海先生ー!!うわぁあんん」


私は突然の再会やいくら原作読んでるから知ってるとはいえまだ頭の整理が出来ずにソファーで固まっていた

(……あ、お姉ちゃん…)


やはり、原作通りに進むんだなと思いながら私は明日の方を見て蛍への挨拶と謝罪と愛の言葉を考えた


棗「じゃあな、

水玉ぱんつ」


蜜「っ!うぎゃぁあー」


(知らない知らない私は空気)





〜〜〜〜〜〜〜




ルカと棗が去った後、私の姉である蜜柑をナルと岬先生3人で必死に慰める


鳴「さあさあ、もう泣きやんで蜜柑ちゃん」

蜜「うぅ…ウチもうお嫁に行けへんー!!」

鳴「あー大丈夫!そん時は棗くんに責任とらせるから♡」


柚蜜・岬「…大丈夫じゃない/ねぇよ」


そんなまだシクシクしてる蜜柑の頭を真顔で撫でていると


(…制服?)


鳴「はい、これ双子ちゃん達の制服!泣いてる顔は蜜柑ちゃんに似合わないよ!
柚蜜ちゃんもそんな深刻な顔しないのーー











…凄く綺麗なんだから」














あの人達










特に"あなた"に似てーー





〜〜〜〜〜






あの後私と蜜柑は着替えておいでと促され
更衣室でそれぞれ着替えた


(んー、うん!いい感じ…ちゃんとオーバーサイズだ)


私は蜜柑とは別に制服のサイズは大きめにお願いした



鏡で自分の姿を確認していく
髪はいつも通りおろし、制服は上をオーバーサイズに
着こなしブーツはショートに変えてもらい事前にじーちゃん家から持ってきたニーハイを靴下の代わりに履く




(我ながら可愛いんじゃない?)



ーーーーーーーーーー

次回
いよいよ、始まります

第22話 嵐の予感→←第20話 再会



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ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました! 「魅惑の花【イケメン源氏伝】」も更新お待ちしております! (5月4日 14時) (レス) id: d8e14f5f2b (このIDを非表示/違反報告)
和羅紫(プロフ) - ルイちゃんさん» ルイちゃんさん!感想ありがとうございます、とても嬉しいです!更新頻度が不定期で遅めですが、より楽しんでもらえるようにもっと投稿頑張っていきます!お楽しみにお待ちしていただけると幸いです! (1月17日 4時) (レス) id: f19e71f4da (このIDを非表示/違反報告)
ルイちゃん(プロフ) - なんでしょう!上手には伝えられませんが、本当に続きが読みたくなる小説でまだまだかなと勝手ながら待たせて頂いています!! (1月16日 7時) (レス) @page30 id: b56b63a5e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和羅紫 | 作成日時:2023年11月15日 20時

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