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第2話 転生 ページ3

?「はぁっ…はぁ、、」


(なんか息荒い…?なんだろうすごく寒い)


事故にあって意識を失ったはずだが
私はどうやら生きてはいるようだ


しかし、目が開かず凄く寒い
その上若い女性の荒い息も聞こえる



柚蜜・?「うっ…」


(えっ…)


2つの幼い声が重なった
とても苦しそうな幼い…そう、赤子の鳴き声が



?「蜜柑…柚蜜、どうしたの?」



若い女性の声がまた聞こえる
荒い息の声の招待はこの人だろうと察する


(それに蜜柑…?と柚蜜…私の名前…、どういうこと?)


混乱は止まらず
更に私は全身が燃えるように熱くなり体が重く感じた



?「蜜柑っ!柚蜜っ!」

「やだっ、どしよ…蜜柑っ!柚蜜!」



今にも泣きそうな声だ
何故か心がとても締め付けられる


(この状況似てる…そう、学園アリスのあの部分)




お母さんと蜜柑の…





(あれ、私なんてお母さんて…柚香さんなのに)















お母さんーー?



そこで私の意識はまた途切れた





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





?「あぁ…急に動いてはいかん」




(あれ…私?)



まだ身体がぐったりとしているが
意識が戻ったようだ


そして視界も回復し天井が見える

(和風のお家かな?)


手を動かしてみる
私が見えたのは天井と赤ちゃんのような小さな手

(赤ちゃんの手?!え…私の手?)


そして、先程から何やら男性と若い女性の話声が聞こえる



そういえば、蜜柑って…まさかーー


?「おじいさん…お願いです。あの子たちを……
蜜柑と柚蜜をよろしくお願いします……」


(まって!まさか!おねがい行かないでーー)




柚香「どうか……お願い……」



柚蜜「ゔっ…」



涙が溢れて止まらなかった
すごく悲しい



私はようやく今の状況を理解した

ここは学園アリスの世界で、私はおそらく蜜柑の姉妹に転生したのだろう



そして先程の会話からして
柚香さんはもうきっと







(お母さん……)












また会えるその日までーー










ようやく


"おねがい"が叶い始めたのか?













それともーー










(分からない)





夢にまで見た大好きな世界に転生した嬉しさと
状況に対する悲しさと身体の限界から










私は考えることを放棄し
微睡みの中へと意識が落ちたーー





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ついに、転生しました
今後いったいどうなるのでしょう?

第3話 運命のイタズラ→←第1話 "おねがい"



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ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました! 「魅惑の花【イケメン源氏伝】」も更新お待ちしております! (5月4日 14時) (レス) id: d8e14f5f2b (このIDを非表示/違反報告)
和羅紫(プロフ) - ルイちゃんさん» ルイちゃんさん!感想ありがとうございます、とても嬉しいです!更新頻度が不定期で遅めですが、より楽しんでもらえるようにもっと投稿頑張っていきます!お楽しみにお待ちしていただけると幸いです! (1月17日 4時) (レス) id: f19e71f4da (このIDを非表示/違反報告)
ルイちゃん(プロフ) - なんでしょう!上手には伝えられませんが、本当に続きが読みたくなる小説でまだまだかなと勝手ながら待たせて頂いています!! (1月16日 7時) (レス) @page30 id: b56b63a5e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和羅紫 | 作成日時:2023年11月15日 20時

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