もう1つの眩しい太陽【学園アリス】

第17話 オカマサン？！ ページ18

柚蜜「アリス学園までお願いします」

運転手「はいよー」

蜜「ワクワクするなぁ…うぉ、なんじゃあれ東京すごーい！」

緊張している私を他所に蜜柑見慣れない土地に大はしゃぎ

(…ルカにも会えるよね)

2人の約束の花に込めた想いは
お互い違えど、私にとって大切な友達で推しだ
今度こそ蛍もルカも幸せにしたい

そして

(…棗のことも、守りたい)

欲張りだろうが、私は本当にこの世界の皆が大好きだ
例えどんなことがあろうと…この姉と乗り越えようじゃないか

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


しばらしくして、私達は学園についた

運転手「2020円です」

柚蜜「お姉ちゃん半分ね」

蜜「はぁい」

タクシーを降りて私達は周りを見る
大きくて高い壁がずっと並んでおり門が見えたので私達はそこに行ってみることにした

警備員「ごめんねー、関係者以外入ることはできないから無理だよ」

蜜「えぇー！そんな…」

(やはりそうなるよね…確かこの後ナルが来るはずなんだけど)

周りを見渡してみるがまだ鳴海の姿は見当たらない

蜜「レッツゴー！」

柚蜜「えっ」

急いで振り向くと私も見たことある展開だった
蜜柑が馬鹿どもに騙されついて行こうとしていた

(あのバカ！ホンマにそいつら入れくれるわけなかろ)

急いで蜜柑の所まで走り2人の誘拐犯(？)に立ち向かうように後ろに庇う

柚蜜「ばか！なに簡単に信じとんねん！」

蜜「ふぇ……でも？」

誘「そんなに警戒しないでよー、本当だから」

？「ちょっと、待った」

(…っまさか)

鳴「邪魔して申し訳ないけど…その子猫ちゃん達をどこにつれていくつもりかな」

そこには女顔負けの綺麗な男性ｰｰ鳴海･L･杏樹がいた

(鳴海先生…本物のナルだ！！)

誘「なんだお前」

鳴「なにって…アリス学園の教室」

誘×2･蜜「うっそだー！！」

(…そう思うよねー)

鳴「んぇ、なんで？」

蜜柑と誘拐犯達が信じずに去ろうとしていたら

鳴《嘘はいけないな》

(…っ、フェロモンアリス！！)

実際に見てみると何とも言えない光景だ
いつもり色気が出ており周りにオーラが見える

(なんか、イケナイの見てる気分)

ナルのフェロモンにやられた誘拐犯(？)達は白状し
そのまま去っていた
するとナルが私と蜜柑向かって

鳴《ふふ、危ない所だったね君も早くお家に帰りなさい》

蜜･夢主「……オカマサン？！」

鳴「あらっ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いよいよ、アリス学園までやってきました
次回もお楽しみに！

第18話 黒猫→←第16話 すれ違う想い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す