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第13話 大事な物 ページ14

爺「それひけー!頑張れ!!」

じーちゃんの声援と共に
私と蜜柑は同時に精一杯釣りを引き上げた

爺「そりゃー!でかした!蜜柑、柚蜜」

じーちゃんの持っている網をみれば大きめの魚が2匹釣れていた

柚蜜「やったね!お姉ちゃんっ」

蜜「ね!すごいなすごいわっ」

私と蜜柑のテンションは爆上がり
だか、すると池から大きなカバが勢いよく現れた
そのカバは口を大きく開きその中には大量の魚がーー

蛍「本物のカバは、魚を食べません」

(何をするにしても本当にユニークだな蛍は…)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(うっ…)


ル「棗!棗…っ」


(ルカ…)


ル「ママ……ごめんね」


(だめ、ルカっ……)



"泣かないでーー"





ル「会いたいよ…柚蜜」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




蛍「柚蜜…?、悪い夢でも見たの?」

柚蜜「っはぁ…はぁ…蛍」

(そうだ、3人で遊び疲れて寝ちゃって…)

夢では棗と共に学園に連れてかれるルカの様子が


(私の名前を読んでいた…)


あまりにもリアルで夢と現実か区別がつかないくらいだ
ふと思い出した私は大事にしまっているものを取り出そうと引き出しに手を伸ばした


蛍は心配そうに私を見つめており
反対側にはぐっすり蜜柑がまだ寝ていた

引き出しから取り出しものは大事に包んでいる
その中にはーー

蛍「花…いや、ドライフラワーかしら」

柚蜜「そうなの、大事な花だからこそ枯れていくのがみたくなくてドライフラワーにしたの」

蛍「これは…ジャスミン」

柚蜜「そうだよっ、本当に、すごく好きなの…」


(やばい、見なくても分かるくらい絶対顔に出ちゃってるかも……なんとか誤魔化さないと)


蛍「ばかね…悪い夢でも見たならこっちおいで」

蛍は不器用だ
いつもと変わらないように見えるが分かる
優しい瞳に微笑むその表情は私には分かる



いつも私たち双子を受け入れて大切にしてくれるーー




柚蜜「っ…蛍ー!!」

私は勢いよく蛍に抱きついた

蛍「んもうっ…本当にあんた達って。
泣かないで柚蜜…笑ってるあなたの顔が1番よ」


蜜「んみゃ、ぅ…なんや柚蜜も蛍も起きたんか…」

柚蜜・蛍「わっ…」


蜜「へへ、幸せやなぁ〜」

蜜柑は寝ぼけながら私と蛍に抱きついてきた
3人抱き合っている形になるが心までもすごく温かい


(蜜柑…蛍…)


私は蛍と顔を見合わせて笑いあった



ずっと






一緒だよーー


















棗「ルカ…行くぞ」



ル「…うんっ」

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ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました! 「魅惑の花【イケメン源氏伝】」も更新お待ちしております! (5月4日 14時) (レス) id: d8e14f5f2b (このIDを非表示/違反報告)
和羅紫(プロフ) - ルイちゃんさん» ルイちゃんさん!感想ありがとうございます、とても嬉しいです!更新頻度が不定期で遅めですが、より楽しんでもらえるようにもっと投稿頑張っていきます!お楽しみにお待ちしていただけると幸いです! (1月17日 4時) (レス) id: f19e71f4da (このIDを非表示/違反報告)
ルイちゃん(プロフ) - なんでしょう!上手には伝えられませんが、本当に続きが読みたくなる小説でまだまだかなと勝手ながら待たせて頂いています!! (1月16日 7時) (レス) @page30 id: b56b63a5e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和羅紫 | 作成日時:2023年11月15日 20時

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