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天月side
歌詞さんの友達とその友達とコラボをする事になった
今は打ち合わせのために来た喫茶店でコーラを飲んでいる
おいしい
でも、大好きなコーラを飲んでいるのに頭の中は雨の日に助けてくれた彼で頭がいっぱいで、
あれからランニングをする回数が増えて、その度にあの公園で辺りを見渡してしまう
コーラを飲みながらぼーっと彼の事を考えながら外を眺めていると、歌詞さんに名前を呼ばれた
歌詞さんの方に顔を向けると頬に人差し指が突き刺さる
「歌詞さん、、、」
「哀れんだ目で見ないで!天月くんさっきからぼーっとしてるけど、どうしたの?」
ニヤニヤしながら頬杖をついてこちらを見てくる歌詞さんに「別に」と返し再度窓の外を眺める
また会いたいなぁ
家の場所はしっかり覚えているのだが、突然押しかけるのは少し気が引けるのだ
そうこうしている内に歌詞さんの友達が到着したらしい、こっちこっちと手を振っている
こちらに向かってくるのは、暗めの茶髪にパッツンの前髪が特徴的な長身の子と、黒髪で片側の髪を上げてピンで止めてい、る、、、
思わず目を逸らす
あれ?Aくん??え?歌い手?ん??
軽く頭の中はパニック状態
みんなで自己紹介をしているがそんなの頭に入ってこない、
なんか歌詞さんに会えて嬉しそう、、、モヤモヤする
そして、Aくんは今、僕が天月だと分かったらしく大変キョドっている
なんだか意地悪したくなるなぁ
「はじめまして、天月です」
よろしくお願いします、と笑ってみせると思いっきり顔を逸らされた
悲しい
自己紹介がひと通り終わり2人が席についた
因みに、歌詞さんとLuVくんが隣で、向かい側に僕とAくん、の組み合わせだ
『え、えっと、あの、、、』
Aくんが気まずそうに何か言いたげにしている、が、
「久しぶり、だよね?あの時はありがとう」
とびきりの笑顔で言って見せた。
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お久しぶりです。
明日から冬休みなので書き溜めた分更新いたす。
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作者名:浅葱 | 作成日時:2015年8月28日 19時