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その後は速かった
相手の船を引っ張っていた海獣はこちらと面識があったようで(それも怯えて)一目散に逃げていっのである
そのおかげか、船に入ってきたのは1人だけ
なんだなんだと私が混乱しているうちに、気づいたら縄で縛られていたのである
それから、サンジが鼻血をだしたり、なんだか難しい話をしていたりしているうちに、なんだかウトウトしてしまった
話の途中で寝るなんて、オルガマリー所長にまた怒られてしまうだろうな…
そう考えていても、生理現象は仕方がない
腹を括ってそのへんに背中を預け、目を閉じた
その行動に気づいたのか、近くからため息が聞こえてきた
｢まぁ、慣れない土地でしょうし、しょうがないから寝といていいわよ｣
ちょっと厳しい物言いにグゥっとなりつつも、優しい言葉に甘えて寝させてもらおう
なんだかんだサバイバルには慣れていたとしても、海賊にはかなわない
今のうちに体力温存しとくか
そんな思考も沈んでいく意識と一緒に消えていった
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作者名：ちょいこ | 作成日時：2018年1月4日 20時
