× SUGA ページ5
「 はぁ ... 」
疲れた 。作業室にこもってだいたい3時間は経つのに肝心の作業は何一つ進んでいない 。
これがいわゆるスランプってやつ ?
『 詰め込みすぎんのもよくないよ 』
「 っ 、お前いたの 、 」
『 かれこれ1時間はいたね 』
全然気付かなかった 。いつの間に入ってきてたんだよ 。
『 ... 作業は進んでないクセに俺が入ってきたことに気付かないくらい何に夢中になってたの ? 』
そんなの言わなくたって分かってるクセに 。
にやにやと笑いながら俺を見つめるこいつが憎たらしい 。
「 分かってんだろ 」
『 何が ? 』
「 っ ... お前のこと 、考えてた 」
背を向けていたパソコンに再び視線を戻せば 、すぐにほんのりとした甘い匂いに包まれた 。
『 お前本当に可愛いね 。俺との何を考えてたの ? 』
「 黙れ 、出てけよ 」
『 ふうん ... 。分かった 、ジミンのところにでも行くよ 』
そうやってわざとらしくあざといマンネラインの名前を出す辺り本当にお前は俺のこと分かってるよな 。悪い意味でさ 。
「 っ待てよ 、 」
Aの細い腕を掴めば逆に掴んだ俺の腕を引っ張って腰を引き寄せられる 。
『 ... 我が儘だなあ 。俺をどうしたいの ? 』
この三白眼に見つめられると俺が俺じゃなくなるみたいで怖い 。それでも 、この瞳を見つめなきゃ他の奴にとられるから 。
「 ... 俺を見ろよ 、 」
... ああもう何も考えたくない 。頭が痛い 。
『 ふ 、可愛い誘い方するじゃん 』
何も考えずにこいつに堕ちたい 。
『 今日はもう作業は諦めてね 』
始まりの合図の口付けをするために 、Aの首に腕を回して引き寄せた 。
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shoko0619(プロフ) - 小説大好きです。毎日読ませていただいています。もう更新はされないのですか? (2019年9月10日 13時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
ラッピー(プロフ) - 更新ありがとうございます。大好きな作品なので待っていました。嬉しいです。 (2018年10月30日 23時) (レス) id: 253656ff3b (このIDを非表示/違反報告)
めだまやき。(プロフ) - とても好きありがとうございます! (2018年6月5日 22時) (レス) id: 32c5b8b4cc (このIDを非表示/違反報告)
う さ お - 受けも攻めも最高ですっ。でも、皆から攻められる主くんも最高に可愛いと思うので書いてほしいです…頑張ってください (2018年5月6日 13時) (レス) id: c9754d40dc (このIDを非表示/違反報告)
HN - どちらでもいいですが、私は、攻め主がいいです! (2018年5月3日 16時) (レス) id: 0d1a966002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:埜々 ( 元NeeD ) x他2人 | 作成日時:2018年4月22日 0時