【wrwrd】仮面の宿で会いましょう。 (ページ2)

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我々は。ページ2

シャオロンside

今日の丁度2年前、俺達の仲間であるショッピくんが死んだ。不慮の事故、らしい。

そして、俺はリュックサックを背負い友人達との待ち合わせ場所まで走っている。

シャオ｢おっ！コネシマ、ゾム、ロボロ！早かったな。｣

ロボロ｢お前が遅かっただけや！｣

コネシマ｢そやぞ！！お前が、山行こ言うたんやろ！｣

ゾム｢まぁ、ええやん？急に山行こ言い出すからビックリしたで。｣

ショッピくんが死んでから皆元気が無くなって実況を撮っていても喋らない事が多くなったし、普通にゲームをしていても前の様に動き回ることも無くなった。

全てが変わってしまったのだ。
その現状を変えたくて全員で山登りしようと考えたのだが…忙しいからと殆ど断られてしまった。今日来たのも俺を合わせて4人だけ。

シャオ｢えっと、バスは…もうすぐ来るな！｣

コネシマ｢おぉ！シャオロン、めっちゃ丁度やったんやな！｣

ゾム｢あ、あれちゃう？｣

ロボロ｢そうっぽいな！｣

バスが停り、俺達はそれに乗った。
山までは少し時間があるらしく、しばらく雑談をしていた

ロボロ｢眠たくなってきたわ…｣

ゾム｢シッマなんかもう寝てるで…ふぁ…僕もや…｣

少しして、俺もゾムもロボロも寝てしまった。
だから、気付かなかったのだろうか？

バスの運転手の顔が鏡に映りニヤリと笑った事を。