【wrwrd！】前世の身体能力やら知識やらが今世でも引き継がれた件について

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放課後

tnside


学校が終わり、いつものように屋上に集まる。

最近は暑くなってきたから、場所をそろそろ変えようか。

扉を開けると、既にメンバーが揃っていた。

ci「あ、斗輝やん、遅かったね」

tn「先生に捕まってたんよ。」

特に何もすることがないので、全員で雑談を始める

gr「そういえば文化祭の次って何あるん？」

sya「知らねー。」

ut「球技大会的な？知らんけど」

ci「みんな知らんやんw」

syp「橙空は知ってるん？」

ci「知らんけど？」

kn「人のこと言えんやんけww」

わちゃわちゃと会話を続ける。

tn「なぁ、ちょっと聞きたいんやけど」

ni「どした？」

tn「前世と今、どっちの方がええ？」

os「ええって、好きってこと？」

tn「言い換えればそうなるな」

少し踏み込んだ話をしてみる。

メンバーの顔は思ったより暗くなかった。

sn「俺は今かな〜。やっぱり誰かが死ぬかもしれへんってのが毎日続くわけやないから。」

ni「俺も今かな。前世も楽しかったけど、やっぱり皆と居る時間が長いのは今やから。」

前世で大怪我した仲間の命を度々救ってきたしんぺい神と
物資調達をになっていて、軍から離れていた兄さんは今の方がいいらしい。

確かに、今は簡単には死なないしな。

sya「んー。俺はどっちも好きやで。
前世も今も。どっちにもええ所あるし。
確かに前世はすぐ死にそうになったけどやっぱり戦うのって楽しいやんか。
今はその心配がほとんどないし、結構やらかしても殺されはしないやん？」

kn「確かに。俺もどっちも好きになるんかな。
史緒と同じ感じやで。」

ut「僕もどっちもかな。
前世はもちろん楽しかったよ？
でももう悲しむ後輩の顔は見たくないしな」

カラカラと笑いながら言う３人。

大先生は前世で生死をさまよったことがあった。
それがまだ記憶に残っているんだろう。

zm「誰やっけ。雨季に抱きついて泣きながら説教しとったん。
ちなみに俺もどっちも派。」

ut「えーと、史緒と紫雲くんやね。」

ht「ツンデレコンビか。」

syp「なんでそんな事まで覚えてるんです？
やめてや...」

sya「いや、誰だって仲間が死にかけてたら泣くやろ！？
そんで無茶してたら怒るやろ！？」

os「せやんね。とりあえず落ち着き？」


オスマンがシャオロンを宥めて、ショッピが頭を抱えた。

この2人は人を煽ることが多いけど、仲間を1番大切に思っている。











続きます

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