SLHと恋しませんか？【短編集】

『本心』：YUMA ページ27

Yside
S「何で別れたん？今までの中で1番続いてたじゃん。俺初めて見たよ。小池が一緒に帰ったりプレゼント渡したり大事にしてるの。フラれたの？」

Y「何でだろ。フッちゃた」

R「誰かに取られてもいいの？」

Y「あんなやつ誰にも取られないよ」

R「いや。お前が睨みきかしてたから誰も気付かなかっただけできっとすぐ寄ってきちゃうよ？ほら。」

廊下の端からこっちに来るA

Aside
昨日突然ゆまから別れよっていわれて。半年付き合ってたし最近喧嘩もしてなかった。何で？って言う暇もなく帰ってしまって。人気のあるゆーまと付き合えたのは奇跡で。だから別れた噂もすぐ広まったから何で？って聞ける状況じゃないくらい女子が群がっている。1日なんてあっという間で気付いたら放課後。溜息をつきながら1人で歩く廊下は寂しくて
佐「あの！」

「え？」

佐「Aさんですよね？」

「そうですけど…誰？」

佐「隣のクラスの佐々木です。そのストラップWEBERですよね？僕もファンなんです！」

「本当？！中々居ないから嬉しい！」

佐「なので友達になってください！ぜひ一緒にライブでも！」

「ぜひ！連絡先……」
と言って携帯を出すと視界が暗くなり塞がれる唇。ん……？

S「あーあ。やっぱりじゃん。ごめんね？佐々木君。ゆーまやっぱし我慢できないみたいで」

しらはまの声？なんで？苦しくなって息を吸おうとすると入ってくる舌。ここでそれはヤバくない？無理矢理引き剥がすと目の前にはゆーま

「ゆーま？」

Y「ごめん佐々木。俺の。」

Yside
他の男と話しているAは笑顔で
俺以下に笑顔見せてるのがムカついた
いつも冷静で居られるはずなのに体が勝手に動いてて。こんな廊下の真ん中で嫌われたかも

とりあえずしらはま同伴で話す事に

Y「ごめん。」

「ごめんじゃないじゃん。別れようって言われて次の日にキス？俺の？意味わかんないよ」

いつも明るいAが感情的になってて。
嫌われたな

「でもまだ好きだしちょっと期待しちゃうじゃん」
と言って白濱の影に隠れるA
本当の事言わなきゃ。

Y「俺も。本当は好き。別れたくない。」

「え？」

S「ほら。Aどうすんの？一緒に帰ったら？」

「帰る！」
泣きながら抱きついて来てくれるAは可愛くて。一生守りたいな。なんて思った事は内緒


S「まぁ。俺も一緒に帰るけどねん」

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