SLHと恋しませんか？【短編集】

『別れ』：KARASU ページ22

Kside
最近毎日愛しい彼女の家に通ってる俺。
今日もAの家へ。

K「お邪魔しマース」

今日は帰り遅いんだな〜って思っていると真っ暗な部屋の中のテーブルの上に白い紙

”ごめん。かーくん。別れたい”

最近ちょっと考え事してることが多いなって思ったけど俺の事？何で？
Aの家から歩いてすぐの公園のベンチに座る後ろ姿はまさしくA

K「A」

後ろから抱き締められてビクッと肩を揺らすA

K「何あれ。別れようって。説明も無しにそれは無くない？しかも何で泣いてんの？俺なんかした？絶対直すから言ってみ？」

すると首を横に振るA

「違うの………。私彼女なのにファンの子とか同業者の女の子と話してるの見てると私でいいのかなって取られちゃうんじゃないのかなって不安で……かーくんを素直に応援できないの……だからもう……ごめんなさい」

泣きながらゆっくり話すAを見てると本当に真剣に悩んでたんだろうなって。気付いてやれなかった。でもね……………

K「それ俺も思うよ。Aが男の歌い手と写真撮ったりしらはんとジャれてんの見たら嫌だなって思うよ？」

「え？かーくんもなの？」

K「そうだよ。お互い様って事。………で？別れたいの？本当に」

「本当は…………別れたくない」

K「素直でよろしい。」

更に泣き出したA。本当の事言わせれて良かった

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K「まじビビったわ〜。冷静でいるの必死だったもん」

Y「カラスも大人になったな〜。でも今Aにフラれたら明日のワンマン出れないかもって送ってくるのだけはやめろよwビビったわ」

K「本当にそう思ったんだもんw」

Y「あー。良かったわ。別れなくて。」

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