『すれ違い』：SHIRAHAN ページ19
Sside
「最近しらはん何考えてるのかわかんない。私の家来ても楽しくないなら無理して来なくていいよ」
そう言った彼女の顔は今まで見た事が無いくらい沈んでいて。
そこで何か上手な言葉とか抱きしめてあげられたりしたらよかったんだろうけど初めて俺に感情的になったAは突然我に返って
「ごめん」
そう言い残して外へ出ていってしまった
追いかけようと思ったけど放心状態になってしまって。放心状態から開放された時には15分くらい経ってしまっていた
S「電話………」
”背中を向けて君は歩き出した交わす言葉も無いまま………”
沈黙の部屋に響き渡るROOTFIVEが歌うfrom Y to Y
1年半前イベントに歌い手として出演していたAがソロで歌っていた曲で舞台裏で
S「俺この歌めっちゃ好き」
「私も好きです！」
歌声も良くて笑顔も素敵なAと仲良くなりたいと思った。着信にしてたとは。
携帯も財布も置いていって。付き合ってもうすぐ1年だっていうのに分かってるつもりでいたAに後悔して。反省して。
S「どこ行ったんだよ………帰ってこいよ…」
「しらはんが居てくれるだけで幸せだよ」
そう言ってくれたAに甘えていたんだ
どんなに忙しがしくてもAの家にはよく行くようにしてたからそれで良いと勝手に思っていた。慣れてくると受け答えも曖昧だし疲れてて寝ちゃう事もしばしばで歌い手としての仕事も抱えているAに身を任せすぎていた。
またまた静かな部屋に響き渡る着信音
今度は俺の携帯だ
S「どした？なんかあった？」
Y「しらはま！お前Aに何したんだよ！すぐ迎えに来い！」
S「え？」
Y「泣きじゃくりながら俺ん家来てしらはまにフラれるかもとかもうちょい優しい言い方あったとか重いと思われたかもとか言いながら30分以上泣き止まないんだぞ。何があったか知らないけど俺じゃどうしようも出来ないからとりあえず来い！」
電話を切った後急いでタクシーに乗りAの所へ向かう
Y「お。しらはま。リビングに居るから入れ入れ」
S「ありがと。」
リビングに入るとソファで寝ているA。
Y「ほっといたら泣き過ぎて寝てたわ」
起こそうか迷ったけれど抱き抱えて帰ることにした。
S「本当ごめんな。ありがとう」
Y「ちゃんと仲直りしろよ」
その後ちゃんと2人の在り方について話し合ってすぐ我慢しちゃうAは最近徐々にだけど本音を話してくれるようになった
ペアリングしてたらゆーまに速攻でバレたけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるすけ(プロフ) - szkwluna1022さん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！まったり更新ですがよろしくお願いします。楽しみに待っていただけるよう頑張ります！ (2020年9月25日 2時) (
レス) id: 4c7ebb8dd2 (このIDを非表示/違反報告)
szkwluna1022(プロフ) - はるすけ様の作品はいつもメンバーがかっこよかったりかわいかったりとキュンキュンしております！今後も応援しております…！(^ω^三^ω^) (2020年9月17日 16時) (レス) id: 7d7ce33fca (このIDを非表示/違反報告)
スズメ - りょーちゃんside見てみたいです( > <。)！！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 357565cdb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるすけ | 作成日時：2019年12月30日 20時
