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(ナレーション)
｢綺麗な指輪...｣
金色の指輪はキラキラと輝いて
ショウタの部屋の明かりによって
赤い光る石が一際目立っていました。
赤色は彼の大事な色なのか...？
服も赤色、この指輪の石も赤色。
彼の家を守ってくれる色なのかもしれない
...ここで言う青みたいな
益々、返さなければ
そう思って、指輪を見つめていると
｢...ひゃっ！？｣
肩に何かが吸い付いているのに気づきました
｢...びびった｣
それは掌に乗るくらいの、タコでした。
今日の月に似た、頭をしていることに気づいて
｢黄色のタコも泳いでるのかな？｣
｢それはどうかな？｣
｢え！？｣
ショウタの視界が暗くなって
顔にかかった墨を手で拭うと
｢何すんだっ.....｣
自分の部屋ではなくて、
一面にゴツゴツした岩で囲まれている
薄暗い洞窟。
ランプの光に照らされて
大きな顔が見えました
｢誰が大きな顔じゃ！！｣
｢え、俺なんにも言って...｣
｢きみじゃない！ナレーター！！！｣
へっ？僕？
｢大きな顔 じゃなくて 色白イケメンでしょ？｣
そう言って化け物は...
｢化け物ちゃうわ！！！｣
｢いや、化け物...｣
｢は？あ、まあ、間違ってはないけどね｣
彼のうねうねとした足は8本あって
｢タコさん？｣
｢まあ、タコなんだけど
あ、俺の名前はタツヤ！
一応、魔術師！！！｣
彼はやっぱり化け物でした。
｢おい！聞こえてるぞ！ナレーター！｣
｢...なんで、跡つけてたんですか？｣
｢あ、えーっと、なんか悩んでたから？｣
｢だからって...｣
｢ほんとにごめん！王子だって知らなかったから！｣
タツヤは顔の前で手を合わせると
軽く肩を竦めました。
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なす - めめこじの幽霊の続きみたいです！！ (2019年10月13日 21時) (
レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
なす - めめこじの幽霊の続きみたいです！！ (2019年10月13日 20時) (レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
ほし - 幼馴染で感動して、泣いちゃいました！すごくいい小説ですね (2019年9月15日 22時) (レス) id: 5768d6c720 (このIDを非表示/違反報告)
蓮琉(プロフ) - コメント失礼します…「幼馴染」と「my hero」好きすぎるのですが続編ってかけますか…？ (2019年6月26日 2時) (レス) id: 6c4842134e (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 裏！！需要ありまくりです！！ (2019年6月15日 15時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すたっこ
| 作成日時：2019年5月25日 22時
