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小さい頃の僕はとってもお転婆だったように思う。
親からゲーム機を買って貰えなかったこともあって
外遊びが大好きだった。
中でも大好きだった遊び、遊具鬼ごっこ
遊具鬼ごっこはジャングルジムやアスレチックの上で行う鬼ごっこ、鬼は地面を歩けないルール。
小さい頃の僕はそれを本気になって遊んだ
ある日、僕は鬼に捕まりたくなくてまあまあの高さの遊具からから飛び降りた。
今になっても、この高さから降りたら絶対折れるって
予想が着いたはずなのに
でも、足の骨は折れなかった。着地に失敗して地面に叩きつけられるように落ちた俺は腕を骨折
遊具鬼と同じくらい大好きだったダンスをしばらく踊れなくて悔しかったのをきっかけに骨折が治ってから
遊具鬼をキッパリやめて、ドッチボールをするようになった。
柔らかい青色のゴムボール。当たっても痛くないし
思いのほか弾むのでキャッチしやすい。
これまた、楽しくて。本気でやるもんだから
良く道路にボールが飛び出して、取りに行っていた。
でも、その道路は車の通りが少ないので危ない思いをすることがなかった。
その日も、飛んでくるボールをかわしたら、そのボールはコロコロと道路に出ていってしまった。
めんどくさいなぁと思いながらボールを取りに行っていた。
ボールをとって、ガヤガヤしているみんなの元へ早く戻ろう、ドッチボールを早く再開させなくちゃ
僕はここが道路であることを忘れて、右ひだりの確認をしてなかった。そのまま、道路を渡ろうとした
車のエンジン音が聞こえ、思い出した。
猛スピードで突っ込む鉄の塊。
運転手のやけに火照った顔。その顔は驚きに染っていた。
あ、これ、死ぬやつやん。
そんな時に『ヒーロー』は現れた
優しい腕、そんなに筋肉質じゃなくて
細くて、でも、力強い。
僕の後頭部を優しく包み込む手のひら
心臓の早い鼓動が耳を揺らす。
その鼓動は変わらないのに、『ヒーロー』からは
うめき声とか「大丈夫」の声も聞こえない。
周りがやけにザワザワして、近くの人達が僕らを抱き起こした。
僕は普通に立てたけど、『ヒーロー』は立てなかった
固く目をつぶったままだ。
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momo(プロフ) - 更新していただきありがとうございます。ずっとこのお話の続きが見たいと思っていて、ほんとに嬉しいです。本当に泣けます。 (2020年4月10日 8時) (
レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - 涙が止まらない...。 (2020年4月10日 1時) (レス) id: 5b31e0b468 (このIDを非表示/違反報告)
momo - もう、ずっと泣きじゃくってます。（笑） (2019年11月4日 3時) (レス) id: bd74373af8 (このIDを非表示/違反報告)
すたっこ(プロフ) - mellerさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！ (2019年4月27日 8時) (レス) id: b3cfcf69f2 (このIDを非表示/違反報告)
meller - すごいです、なんというかすごいです 読み終わって衝撃で泣いてました 驚いて泣いたのは初めてです 素晴らしいお話に出会わせていただきありがとうございます (2019年4月27日 2時) (レス) id: 90dd845d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すたっこ
| 作成日時：2019年4月26日 17時
