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一緒にいたい、ただ、それだけ(いわふか) ページ2
(岩本)
｢ふっか、おはよう｣
｢おはよう、照！！｣
朝早く、ランニングに出かける前
キッチンに立っている、愛しの彼。
冬だから
長袖のシャツと黒いジャージに紫のエプロン。
蛍光の紫が良く似合う。
｢エプロン、可愛い。｣
｢危ないよ、照
怪我しちゃうよ？？｣
後ろから抱きしめたら、怒られた。
俺は力いっぱい、抱きしめた
｢ランニングに行くんじゃないの？？｣
｢ん〜、そうだね...｣
俺は彼から離れて
玄関へと向かった。
綺麗に並べられた靴を見て
何となく、寂しさを感じた。
冬の朝は暗い。
けど、雲の流れが闇の中から見えるんだ
スライドパズルみたい...
このスライドパズルには正解は無さそうだ。
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作者名：すたっこ
| 作成日時：2019年6月17日 22時
