俺の姉に常識は通じない【白鳥沢】

告白現場 ページ2

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まだ双子の姉であるAのおかしさが広まっていなかった

1年の5月のある日









「オイオイ2ヶ月弱で何人目だよ川西メス。」




「8じゃね？」









同じ部活で寮も同室の白布賢二郎とよく一緒にいるようになった



白布はAのことを川西メスと呼んでいる



そして昼休み、中庭のあたりを散歩していたら告白現場に遭遇









「あの、俺前島って言います！

川西さんに一目惚れしました！



俺と付き合ってください！」









あーまあそうだよね、わかるよ一目惚れ

我が姉ながら美人だもん、A









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「米。」




「へ？」









「ヒトメボレ。


まあ私はコシヒカリ派だけどね！

ちなみに太一は君と同じヒトメボレ派。」





「は、はぁ。」









物陰で見ていた俺は頭を抱え

賢二郎は腹を抱えて声のない大爆笑









「え、それで告白の返事って……」





「ねえねえ！北島くん！」






「……前島です……」









「前島くん！さ！

かめは〇波打てる！？」






「かめは〇波！？！？」







「私打てるようになったから教えてあげよっか！？」









このあと前島くんとやらは問答無用で昼休み、それから放課後まで

かめは〇波の特訓の餌食になったという









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「俺あの人と同じクラスとか先が思いやられるんだけど。」



「頼むわ賢二郎。

適当に相手してやって。」




「いやあんな数式嫌だから。」









早速次の被害者の予感









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