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烏野に行けば、影山に会えるかも。
そう思って、足を引きずりながら、
烏野までの坂道をのぼる。
影山｢A？｣
影山が上から降りてくる。
影山を見た瞬間、安心して、涙が溢れた。
影山｢A、どうした。及川さんか｣
｢ううん……違う。違くないけど…｣
影山｢だから言っただろ！！言え、何があった！｣
｢私、青城の正セッターになったの…それをよく思わない先輩と、徹の取り巻きたちに……足、やられちゃった……｣
〜影山 Side〜
俺は、身近で尊敬してるプレイヤーを挙げるとすれば、
及川さんとA。
けど、バレー以外の及川さんは、
はっきり言ってクズだと思う。
Aが好きだっていう気持ちを知ってながら、
Aを弄ぶ。まるで、オモチャのように。
特に酷かったのは、中学3年に上がる頃、
Aの首筋には、キスマークがあった。
最初は、虫刺されか何かだと思った。
ただ、消えない痕と増える痕。
Aに意を決して聞いた。
影山｢なぁ、お前と及川さん、どういう関係だ｣
｢え？バレー、教えて貰ってる｣
それは表面。
影山｢本当は？｣
Aを問いただしたら、あっという間にボロが出た。
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作者名：星藍 | 作成日時：2024年3月24日 21時
