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そして、宮城に帰る。
木兎「ツッキー、代表決定戦、勝てよ！」
月島「は、はぁ…」
黒尾「キャプテンくん、…分かってるよな？」
澤村「あったり前よ！やるぞ、ゴミ捨て場の決戦」
あぁ、終わらないでくれ…
この楽しい時間よ。
赤葦「A」
「京治…」
赤葦「誕生日、そっち行くから」
「あっ、そうだ、忘れてた、うん！」
木兎「A〜」
「木兎さん…」
木兎「おう、どした？？」
「っ泣」
木兎「えっえっ、」
赤葦「Aどうした？大丈夫？」
「うん、ぐすっ、大丈夫…泣 木兎さん！！」
木兎「は、はい！」
「大丈夫だとは思いますけど、春高、勝ち上がってきてください…絶対は無いので…。私、木兎さんのプレー、まだ見たいです…！」
木兎「！！！…あったりめぇよ！ほら、泣くな泣くな(むぎゅ」
赤葦「木兎さん。どさくさに紛れて、抱きしめないでください」
木兎「いやー、今日だけ許せよー！」
「っ、ぐす…うわああん泣」
木兎「大丈夫だよ。勝ち上がるから、安心しろ。それより、烏野も勝ち上がってこいよ」
「はいっ…泣」
赤葦「絶対、勝ちましょう」
木兎「おう！」
「っあ！」
赤葦「どうした？」
「私、まだ木兎さんに会える！文化祭行きます！」
木兎「お、マジ！？来てくれんの？んじゃあ、一緒に回ろうか」
赤葦「え、何でですか。俺と回りますよ」
木兎「いーや！俺のとこたこ焼きやるんどけど、午前中、調理担当で、午後暇だから、回ろ！」
赤葦「えー……」
黒尾「え、何、梟谷の文化祭来んの？A」
赤葦「しれっとAの肩を抱かないでください、黒尾さん」
黒尾「いいじゃねーか！音駒も同じ時期にやるんだよ、良かったら来て」
「行きます！」
黒尾「俺が全部買ってあげる！」
孤爪「また調子いいことを…A、またゲームしようね」
「うん！じゃあ、皆さんまた！」
木兎「おう、またな！」
黒尾「またなー」
孤爪「またね」
赤葦「バスまで送る」
「ありがとう」
京治にバスの乗降口まで送って貰って、座席に座る。
影山「おせぇ、お前」
「いいじゃん、感動の別れ」
影山「あーそう。…新しい速攻、上手くいったわ、ありがとな」
「ん、どーいたしまして」
窓を開ける。
手を振って、バスは宮城へ出発した。
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作者名：星藍 | 作成日時：2024年3月24日 21時
