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「え！！！！！」
赤葦「ごめん、途中から聞いてた」
「っ…あの、引きましたよね…すみません…」
泣きそうな顔。
違う、俺が伝えたいのは。
赤葦「及川に苦しめられてるって、本当なの？」
「……」
赤葦「俺だったら泣かせないよ」
「え？」
赤葦「Aに一目惚れした。だから、付き合って欲しい」
「え…でも、私、及川さんのことが…」
赤葦「忘れて、俺だけを見てよ」
「京治さん…」
赤葦「いいよ、最初は好きじゃなくても、俺が好きにさせるから。寂しい時、泣きたくなった時、いつでも電話していいから」
「いいんですか…」
赤葦「うん。その代わり、及川のとこに行くのはもう禁止。分かった？十分、バレー上手いんだから」
「…………はい！」
どこか、吹っ切れたようだった。
良かった、これで断られたら、
どうしようかと思った。
赤葦「散歩しようか」
「はい」
手を優しく握る。
柔らかくて、小さい手。
赤葦「呼び捨てと、タメ口ね」
「え、無理です、そんなの！」
赤葦「なんで？俺、彼氏だよ？」
「なっ///」
赤葦「俺だけを意識して」
「は、い…//」
赤葦「好きだよ、A」
「っ//」
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作者名：星藍 | 作成日時：2024年3月24日 21時
