二十七通目 ページ28
「あとはまぁ、そこのしんぺい神とゾムと……別件で外出中のショッピくんが幹部や」
指折り数えてコネシマが言う。あと一人の幹部はどうやら、ショッピという名前らしい
聞いた名前だけで、全くどんな人柄なのかなんて皆目検討もつかないが、邂逅したときのお楽しみにしておこうと思った
「覚えたか？」
『総統閣下、覚えるも何も元々存じ上げております。私はこの国の民ですから』
「ほう。だがしんぺいさんのことは知らなかったようではないか」
『それはまぁ、おっしゃるとおりですが』
ぐうの音も出ずに、居心地が悪そうにAは俯いた。国によって存在が秘匿にされていては、知れたものではないというのに
『コネシマ様にシャオロン様、ひとらんらん様にエーミール様にロボロ様、オスマン様トントン様鬱様、ゾム様ショッピ様しんぺい神様。で、よろしいですか？」
堰を切ったように一息で言うと、僅かに息が切れたAは呼吸を整えるように嘆息した。そんな中幹部の面々は、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして見合っている
その静寂を振り切ったのはコネシマだった
「うーん、何か堅苦しいな！」
「シッマに同感。これから先、面と向かって様付けとかされるとなると、なんかむず痒い感じするわ」
「おま、わかっとるやないかシャオロン」
「堅苦しい、ですか」
二人のやりとりに、Aは混乱したように首を傾げた
「せや。敬語って何か硬いと思わん？」
国民であるAが、歳も位も目上の人間に対して敬語を使うというのは間違えたことではないと思うが
「も、申し訳ありません。ですが私にとって皆様は、この国の基盤となる英雄のようなものですし……礼儀を欠くのは良くないかなぁと、その」
「シッマ、ストップ。Aちゃん困ってるでしょ」
コネシマに制止の声をなげたのはしんぺい神だった。正直なところその対応は、Aにとってはとても有り難いものである
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Rin - ススススワンプマン？！ (2021年2月28日 12時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます。総統はあくまで「総統」で幹部じゃないと考えているので、十一ですよ！ (2019年12月4日 18時) (レス) id: 88ea3ab685 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あの、もしniさんとciたんを含めないのであれば、既存の幹部（総統を含めていると仮定すると）12人な気が…(11人と記載されていたので)(総統様含まれてなかったらすみません)(続き読んできます←) (2019年12月4日 18時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - mikazukiさん» ありがとうございます。お言葉どおり、暖房と布団を駆使してあったまりながらじゃんじゃか更新させていただこうと思います (2018年12月18日 23時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)
mikazuki - めちゃくちゃ面白いです！！続きがとても気になります！最近寒いので体調管理をしっかりしてどんどん更新してください！ww待ってます (2018年12月18日 22時) (レス) id: 1c820def12 (このIDを非表示/違反報告)
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