百二十通目 ページ21
『あ、体育館のシャッター等は如何ですか？』
私の学校の体育館は、他校よりも性能がいいと評判だ
剣術大会もあるために、丈夫な作りの一階闘技エリア
観戦スペースとなる二階は、約千人動員できる程の広さを持っている
──まぁ、こんなに秀でているから狙われるのだけれども
「あー、ええなそれ！」
ロボロ様のお眼鏡にかなったようで、彼はその後どうしようかなどとぶつぶつ話す
その中でも耳に止まったのは、彼の頭のイカれた一言だった
「よし、ハッキングするわ」
『はぁ？！』
思わず声を発した
──だっておかしいじゃないか
そう思うのが普通なのだ
なのに彼は、叫んだ私がおかしいとでも言うように、首を傾げている
「なんでや？楽なんよ〜ハッキングすると！他にも管轄下に入れるべきな所とかすぐ見つかるし」
異常児だ
そもそもハッキングなんて、そう簡単にできるものではない
セキュリティーの隙を探り、しかもハッキングされていることを探知されないようにしなくてはいけない
ハッキングしたことによりバグを貰うこともあるのだ
それをこんなにも軽くやると言うのか？
顔を驚愕に染めるが、彼は未だああしようこうしようと言い続ける
──そんな複雑な空気を破ったのはノックの音だった
コンコンコン
ロボロ様のときとは明らかに違う、重く迫力のあるそれ
ペ神様が来たと察知した
『やばいですよ、ロボロ様』
「え、どうしたん」
焦りを口にしながらも、実の所もう諦めていた
──あ、ここにいい盾がいるではないか
咄嗟に頭に浮かんだのはそんな考えで
『ロボロ様、せいぜい頑張ってください』
「え、は？」
状況が読み込めていない彼を他所に、扉へ向かう
意を決して開け放つと、やはりいたのはペ神様
「なになに、ロボロついに未成年に手を出すのかぁ〜お仕置きとして先に女子の方喪失させたげよう」
やはり、私ではなくロボロ様へ向く矛先
彼がいるだけで、私へのダメージは減っていた
──ロボロ様ごめんなさい
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みたら士(プロフ) - Mahtaさん» こんなところに通が？！これは今後が大変そうです( 'ω' ) (2019年8月14日 19時) (
レス) id: 92ac31019d (このIDを非表示/違反報告)
Mahta - ワルサーP.38ね。かの有名な大怪盗ルパン三世も使っている拳銃だね。センスがいい。(上から目線マジすんませんいまね、なんかね、むしょうにちゅうにごころがあれなんだよ)(読みにくい)頑張ってください (2019年6月30日 20時) (レス) id: 48ed6174b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロックン(プロフ) - みたら士さん» はい！わかりました！ (2019年2月13日 17時) (レス) id: 92cf6928d1 (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - ロックンさん» も！ち！ろ！ん！で！す！ツイッターの方で私を調べ、話しかけていただいても……？ (2019年2月13日 17時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)
ロックン(プロフ) - 表紙描いて欲しいです(唐突)私の画力じゃ、表紙に飾れないので。お願いします。 (2019年2月13日 16時) (レス) id: 92cf6928d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みたら士
| 作成日時：2019年1月1日 19時
