どうか夢であってくれ【呪術廻戦】【男主】 (ページ20)

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術式は、ページ20

｢でもなんで一緒に勉強なんてするんですか？｣

伏黒くんのその言葉に、虎杖くんも野薔薇ちゃんも確かにと頷く。

そんな三人に、五条先生がまた口を開いた。

｢よつばの伯父さんがみもざさんなのは分かるでしょ？あのカフェの店主さんね。そのみもざさんがこれまたすっごい術師でねえ！
ま、簡単に言うとよつばもそれ受け継いでるんじゃないかなって！｣

｢えっ五条さん、俺がなんか持ってるって確定はしてないの？！｣

そう目を見開いて言うと、五条さんはニヤリと笑って軽く人差し指を振った。

妙に様になるその仕草が、なんだかうっとおしかった。

｢いや、何かあるのは確実。みもざさんが術師を四人雇って守ってるんだ、何も無いはずないよね｣

｢そんなもんか…｣

一応納得はしておく。

すると、今度は野薔薇ちゃんが軽く手を挙げて口を挟んだ。

｢じゃあ、店員さんの術式って？｣

術式。この前パーティー会場で五条さんに説明をされたやつ。

軽く言うと、魔法みたいなやつだっけ。

そんなん俺にもあるんかな。

そんなことを考えていると、五条さんが微妙な表情になった。

｢や、よつばには術式はないね｣

｢えっ？！｣

｢でも、天与呪縛はあるよ｣

驚いた俺の耳には、また新しいワードが飛び込んできた。