3話 ページ3
??「おーい!Aさーん!!」
ふと彼から名前を呼ばれた
…あれ?私名前なんて教えたっけ?
いや!!それどころじゃない!!!!
私は彼の方を振り返ると
彼は自転車に乗りこっちへ走ってきた
??「乗って!!!!」
と言い、彼は私の横に止まってきた
正直驚いた
ぶつかった挙句物も落としてしまったのに
こんなに優しくしてくれるなんて
「い、いいんですか…?」
私は恐る恐る聞いた
すると
??「今はそれどころじゃないでしょ!乗って!!」
と言われ私もしぶしぶ自転車の後ろに乗った
ここら辺はドが3個くらいつくほどの
田舎なので警察もあまり来ないと言うこともあり
猛スピードで走ってくれた
そこで私は1番聞きたかった言葉を聞く
「あの、貴方のお名前は?」
すると彼は
??「んー、言わない!!笑」
目玉が飛び出るかと思った
「え!?なんで!!??」
つい私も食いついてしまった
すると彼はこう言った
??「だって言わない方がなんかヒーローっぽくてかっこよくない!?笑笑」
正直とても驚いた
さっきまであんなに緊張していたのがおかしくなった
「なんですかそれ笑」
そう笑うと彼は
??「あ、やっと笑ってくれた」
という
「えっ…」
??「だって、さっきからずっと顔が強ばってたから」
「いやだって入試ですし…」
さっきまでの雰囲気が嘘かのように緊張してきた
そうだ、今日は入試当日なのだ
すると
??「大丈夫!!絶対いける!…って言っても僕は私立推薦だったから特に勉強しなかったんだけどね笑」
そう言えば、彼の肩には木刀がかかってきた
"剣持"そう書かれていた
「剣持…さん?」
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作者名:茉央 | 作成日時:2023年1月19日 15時