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まずは、 ページ5

自己紹介が終わり、皆が仕事を始めだした頃に東條さんが俺用のデスクへと案内してくれた。
左はことりで、右には西木野さん。正面は星空さんだ。
「これからよろしくお願いします!」
俺は近辺の人に頭を下げて言った。
西木野さんはチラリとこちらを見ると照れたような顔をして"…よろしく…"と言った。星空さんは元気よく"よろしくにゃー!!"と言い、ことりは"ここでも、よろしくね♪"と言ってくれた。
「じゃあ、早速お仕事の内容を説明するね」
東條さんはいつの間にか俺の後ろに3冊のファイルを腕に抱えて来ていた。俺と東條さんはデスクの前で向かい合うようにして会話をした。
「ふふ、改めてやけどウチは東條希。よろしくねA君」
「よ、よろしくお願いします!!」
東條さんはそう言って僕に微笑んだ。後ろでことりのキーボードを叩いている音がその時だけ大きく聴こえた気がした。
「今な、各グループには三人ずつおるんよ。だからA君には、それのお手伝いをして欲しいんよ」
手に持っていた3冊のファイルを俺に手渡して続けた。
「各グループが忙しい時にhelpでそれぞれのとこに来て欲しいってことなんよ。あ、でも、最初から全部しろって言ってるんとちゃうんよ?一つの仕事が終わったら別のトコに行くって事もあるんよ」
「はぁ……」
「それじゃ記念すべき最初のお仕事はぁ……」
そう言うと東條さんは俺の斜め後ろに居ることりを見ると何らかのアイコンタクトをとった後ににっこり笑って言った。
「一番最初はぁ…近々にイベントを控えてる、ことりちゃんたちんトコに決定!!」
小さく手で拍手をする東條さんは、そう言うと赤色のファイルを指でちょんちょんと指して"仕事内容はだいたいここに載ってるからね"と言って俺に手渡してくれた。
「今から、イベント企画部は会議室で企画会議なー」
オフィス内にいる数人の美女達に少し大きめな声でそう言うと、ここから少し離れたところにデスクのある小泉さんと、高坂さんは"はぁい"と軽く返事をしながら会議室に向かうために資料などを持ってオフィスを出て行った。
「じゃあ、ことりちゃん。A君のことは後は任せたよ」
「えぇ!?わ、私ぃ!?」
俺と少し驚いていることりは、東條さんに肩をポンポンと軽く叩かれた。そして、東條さんは自分のデスクへと戻って行った。
「よ、よろしくな…?」
「う、うん!!頑張っていこうね!!」
ことりは開いていたノートパソコンを閉じて机から資料などを取り出して会議室に俺を率いて向かった。

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作者名:ちあき | 作成日時:2015年7月23日 23時

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