156話「決着」 ページ21
「っ、そろそろ終了すんじゃねぇのか？」
「じゃあ決着つけるぞ。」
と、勝己はそう言った。
瞬間、こっちに飛んでくる。
「っ！！！」
爆破で、俺が壊した瓦礫をっ、
目の前が土煙で何も見えねぇ。
「やべ、」
これは、移動しなければっ…。
そう焦ったのが間違いだった。
横からとんでも大きな爆破が。
「っうわ！！」
何とか空中で体制を立て直すも、煙が晴れたと思ったらその中から勝己が、小手の爆発を起動させる。
「おいおい遠慮なしかよっ！！！」
大規模な爆破と爆風で俺は飛ばされる。
直撃…とはいかなかったが、中々のダメージを受けましたしんど。
片方の腕を小手はさっき壊したし…、もう来ねぇだろ。
建物外へ放り出された俺は上手いこと着地する。
が、その衝撃を受け流せず、
頭が揺れる。
「っあ、やべ、」
ふらつき、倒れそうになった。
けど無事だったのは。
「終了ーー！！！」
というマイクの合図と共に勝己が俺を支えてくれたからというのに気がついた。
いやだから何でマイク？？
まぁ適材適所ではあるよな。
「悪ぃな、もう立てる。」
「俺の勝ちだな。」
そーーですね！！！わざわざそれを言いに来たのかな！！？うっっざ！！！
分かってるよ！！！
そんなドヤ顔で言うことじゃねぇよ割と始まる前から分かってた事じゃねぇか！！
よく善戦したよ俺！！！
「お前だってボロボロの癖に…」
「てめぇも強ぇんだから当たり前だろ。」
と、さも当然のように言われ、とってもきょとんとした顔していたらアホ面、と頬を引っ張られたのでやっぱりくそウザい。
ちょっと見直したのに台無しじゃねぇか。
ーーーーー
「って、俺らが最後？」
評定を聞きに相澤さんとこ向かうと、もう皆居た。
まぁまぁ皆ボロボロだ。
つっても、俺らが1番酷かった…。
「流石A！！爆豪相手によくこんなに長い時間戦えたね！！！」
「あー、三奈…、ありがと。でも負けたから…」
相澤さんからの評定を受け、着替えに戻る途中、三奈にそんな事を言われた。
まぁ秒殺されなかっただけ頑張ったよ俺。
うんうん。
「約束、忘れんなよ」
「忘れてねぇよ」
勝己はそう言ってずかずかと先へ行ってしまった。
あれだろ？負けた方が勝った方の言うこと何でも聞くってやつ…。
なに、パシられんのかな…？？
恐ろしい…。
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ルーナ(プロフ) - とても面白いです！男主で愛されで病弱が大好きです！続きが気になります！更新待ってます！頑張ってください！！応援してます！！！！ (11月5日 0時) (
レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - 待ってます。 (2022年4月25日 19時) (レス) id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
白玖 - めっちゃ好きです‼︎（唐突）読んでいて癒されるしドキドキするし本当に最高〜！更新大変だと思いますが無理しない程度に頑張って下さい。待ってます (2022年4月10日 22時) (レス) @page37 id: 6cc222fbc4 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - すっごい面白かったです。続き、気長に待ってます！ (2022年1月17日 2時) (レス) @page37 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
おいら(プロフ) - 凄い好きです！！何時までもずっと待ってます!!! (2020年10月30日 13時) (レス) id: e31082eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2019年3月26日 4時
