番外編 IV_�� ページ43
少しおろおろした様子の快斗は
「ごめん。違う、その、」
と、吃っている。
「……傷付けた…？」
両手で俺の頬を覆い、涙を拭く。
が、止まらない。
どーなってんの…。
「傷付いた…。」
「ごめん、……後、取りあえず、上着を羽織るか何かして…おにーちゃん目のやり場に困ってる…。」
赤い顔して目を逸らす。
この時意地悪になったのがいけなかった…。
「困ればいい、快斗なんか！！」
と、そっぽを向く。
その瞬間急に自身は仰向けに寝そべった状態に。
何事？！と思ってる矢先、
「そんな意地悪言っていーの？食べちゃうぜ？？」
「〜〜〜っ！！カッコいい無理。何でお前俺のおにーちゃんしてんの、意味わかんねぇ。」
「おっと予想外の反応すぎてびっくり。」
呆れた顔で笑う快斗に少し安心する。
状態が状態だけど…。
はぁ、と快斗が1つため息を着いて俺に抱きついてくる。
「今の内、子供でも作る？」
と、小声で言う。
「そんな事したら俺、お前と一生口利きねぇからな。」
「冗談だよ、ばか。俺は基本的にお前の嫌がる事はしない。泣かせてごめん。」
と、俺の目尻にキスをする。
「……許さねぇ」
「…許して？女のお前も捨てがたいけどやっぱAは俺の弟だから。」
勝手に妹になんなよ。
と、笑う。
なりたくてなったわけじゃないが。
「捨てがたい癖に」
「お前って意外と根に持つタイプだよな…。」
「快斗の事は、な。」
意地悪な笑顔を向ける。
「そーゆーとこあるぞ…お前。おにーちゃん我慢出来なくなったら自己責任だからな。」
「どー考えても快斗の責任でしかない」
と、冗談言い合って笑う。
一時はどうなるかと思ったけど、何とかなりそうだ…。
「あ、でも今晩は一緒に寝ないから。」
「何で？！？？！！」
後日談:朝起きたら戻ってた。何がしたかったんだいったい…。
「あ、戻ってる」
「お前の兄弟は弟の俺だけで充分だろ。」
「……だな！！」
* `★・*☆` ・☪☽°☆・°:** `★・*☆`
えっと、こんな感じで大丈夫ですか？
とゆーかオメガバースネタ全然関係ないですね。何かごめんなさい！！！
vileさんリクエストありがとうございました！
ご期待に添えれている自信がほんとに無いですけど…(汗)
今回は文字数的に2話になりましたが基本1話完結で行こうと思っています！！！
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沢 - めっちゃすごいです―ーーー、一気読みしてしまいました！これからのお話も頑張ってください！！応援してます。 (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 9cb9dbbd4b (このIDを非表示/違反報告)
美術部 - ヤバイ、一気に読んじゃいました・・・もっと早くにこの作品に出合いたかったけど、読めて最高に嬉しいです！この小説を書いてくれた作者様、本当にありがとうございました！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: dfab0f562e (このIDを非表示/違反報告)
とく - 最後まで読ませて頂きました。ひたすらに最高でした。リアルタイム(?)では見れませんでしたけど、この小説見つけられてよかったです！ありがとうございました。 (2020年5月1日 14時) (レス) id: 7ea0d5ffd3 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの匿名 - オメガバース…知ってたんですね……めっっちゃ気が合いそう！！(小並感) シリーズ1から読ませていただいてます！素晴らしい語彙力だと思います。その語彙力10分の9ください() (2019年5月26日 19時) (レス) id: 16bc441f1e (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 吸血鬼LOVE♪さん» いざ文字に起こされると恥ずかしいですね…笑笑 でもわざわざコメントありがとうございます！！！自分でも「え、ここでちゅーしていいの？」と自問自答しました笑笑 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年6月23日 1時
