209話「経済力…？」 ページ28
「A！！」
と、俺を呼ぶ声。
快斗だ。
「あ、快斗。…って、えっ、ちょ、待ってください？」
「まぁ、経済力のなせる技だ。」
赤井さんはそっぽを向く。
「いやいやいや、有耶無耶にしようとしてません？」
なんだ経済力のなせる技って！！
何その力俺も知りたい！！
別に使う時ねぇけど！！！
「君の事を坊やに相談したら、良い人だから信用しても大丈夫。との事だったからな。俺も君を疑ってない。」
「いや、坊やって…？」
いやコナン君なのは知ってるけど…。
え、つかコナン君俺の事信用してるの？？
うわ、ありがとー。
つかコナン君からの太鼓判で信じるって赤井さんもそれでいいの？？
赤井さんは、快斗をチラリと見て、
俺の耳元で小さく、
「江戸川コナン君だ。」
と言った。
いや、近い近い近い近い！！！！！
「あー、つかそこ知り合いなんです？！」
「そこまでは知らないのか。全く、訳が分からないな。」
「いやー、あはは…」
と、乾いた笑いをする。
「Aっ！！」
快斗が急に飛び付いてきた。
いや、ごめんアウェーかなって思ったけど、
だってこの人俺の事調べた、とかいうから。
「…この人誰。」
と、赤井さんを睨む。
「あ、えーーっと、」
痴漢に合ったのは隠したい…。やっぱ心配かけたくねぇし。
「彼が痴漢に合っていたから助けた。というだけだ。」
「ちょちょちょ！！！なんで言うんですか！！何で、言うんですか？？！！」
「ん？言っては駄目だったか？」
「……は？痴漢？つかまたお前隠すつもりだったのか？！」
あ〜ほら快斗のオーラめっちゃ怒ってるじゃん！！
「いや、ほら、心配かけるし…。それに俺が痴漢された、とか…言い難いし…。」
「シュウ！！！」
もごもごと、俺が快斗相手に言い訳(本音)を言っているとさっきの美人のおねーさんが。
と、いうかさっきは電車(人混み)の中にいたしよく見えなかったけど、あの人あれだな。
ジョディ先生じゃん…。
「って、Wow！！クロバ君！！」
「……せんせー、どうも。」
まぁあの人がFBIなのは知ってるし今更驚きもしないけど。
「シュウ！！いつまで道草くってるの！！」
「ああ、すまない。」
赤井さんは全く悪びれる様子のない返事をし、俺へ向き直す。
ちなみに俺にはまだ快斗がくっついている。
まって、今更めっちゃ恥ずかしいんだけど。
離れてくれない？
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沢 - めっちゃすごいです―ーーー、一気読みしてしまいました！これからのお話も頑張ってください！！応援してます。 (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 9cb9dbbd4b (このIDを非表示/違反報告)
美術部 - ヤバイ、一気に読んじゃいました・・・もっと早くにこの作品に出合いたかったけど、読めて最高に嬉しいです！この小説を書いてくれた作者様、本当にありがとうございました！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: dfab0f562e (このIDを非表示/違反報告)
とく - 最後まで読ませて頂きました。ひたすらに最高でした。リアルタイム(?)では見れませんでしたけど、この小説見つけられてよかったです！ありがとうございました。 (2020年5月1日 14時) (レス) id: 7ea0d5ffd3 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの匿名 - オメガバース…知ってたんですね……めっっちゃ気が合いそう！！(小並感) シリーズ1から読ませていただいてます！素晴らしい語彙力だと思います。その語彙力10分の9ください() (2019年5月26日 19時) (レス) id: 16bc441f1e (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 吸血鬼LOVE♪さん» いざ文字に起こされると恥ずかしいですね…笑笑 でもわざわざコメントありがとうございます！！！自分でも「え、ここでちゅーしていいの？」と自問自答しました笑笑 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年6月23日 1時
