41話「安室さんに感謝」 ページ44
「って誰よこのイケメン。」
「あー、俺のお兄さん。って、喉乾いたから何か買ってきてよ。」
そしてどうにかして帰れ。
……そんな願いも虚しく、
「あ、何か飲む物持ってきたよ！って、お兄さんいるの知らなかったからお兄さんのは申し訳ないけど、無いんです…。」
毛利さん、そんなしょんぼりしなくていいよ。
つか、あんまり関わってない只のクラスメイトのお見舞いとかよく来るなー。
「あー、まぁ俺、帰るわ。また来るな？」
そう言って笑顔で立ち去る快斗君。
おお、上手に帰った…。
「かっこいいお兄さんだね！歩美もあんなお兄さん欲しかったなぁ…」
「残念ながらあげれませーん。」
「何歳差なんですか？」
快斗君、学ラン着てたじゃん……。
「同い年、」
嘘をつく必要もないと考えた俺は素直に言う。
「えー！A兄ちゃん、双子なのかよ！！」
「それにしては似てませんね、」
少年達よ、何でもいいじゃないか…。
なんで！？と、キラキラした目で見るもんだから、俺は困ってしまい、黙る。
「一卵性双生児とか？！」
鈴木さんが言う、…なんでこれ以上話を広げようとするんだよ。
「俺が、養子なの。はい、この話は終わり。あんまり人の過去を探るなー。」
と、棒読みで言う。言い方が悪かっただろうか。まぁ、別に何でもいいけど。
…俺がこーゆー事を言ってしまったせいで、微妙な雰囲気になる。
「あ！A君！お見舞いに安室さんからいちごタルト、預かってきたよ！安室さんも予定が空いたら来るって言ってたよ！」
「え、まじ？やった。」
少しキラキラした雰囲気が出たのだろうか。子供達に笑顔が戻った。
安室さんありがとうございます…。
ーーーーーーーーーー
快斗(待って、あいつ俺の事、あげれませーんって言った……待って、何それ可愛すぎねぇ？あーー。駄目だろ、駄目だ。無理。可愛すぎる。)
ドアの前で真っ赤になってる黒羽快斗が居るとはまっったく知らないAだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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楸(プロフ) - アポぱーいさん» あら…、なんかすいません…(笑)泣いて頂けて光栄です！ありがとうございます！！ (2018年8月4日 16時) (
レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
アポぱーい(プロフ) - 外で泣いて変な目で見られたww (2018年8月4日 15時) (レス) id: 49e63ddf78 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 五十鈴さん» お兄ちゃんって良いですよね…。ほんとですか？！素敵な名前ですね！！ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - お兄ちゃんとか最高。あ、でも彼氏の名前、名字言えないけど名前快斗だわ。 (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ちゃらさん» ううっ(´；ω；｀)ありがとうございます！！ (2018年4月5日 14時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年3月30日 15時
