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過去編最終章＋プロローグ ページ7
結局、誰も助けてはくれなかった。
その後、私は個性に耐えきれなくて気絶した。
その間に弔が私を”助け出して”くれた。
父さん･･･オールフォーワンが個性で記憶を戻してくれた。
でも、無理な個性を行使させられたことにより、私は一時的に盲目になって、声も出なくなった。
あの時のことを私は忘れたことはない。
父も、
母も、
消太も、
マイクも、
誰も助けてくれなかった。
私は認めない。
あれがヒーローなんて、
認めない。
私のヒーローは弔、ヴィランだけ。
すべてはヴィランの為に、
すべては弔の為に。
忘れない。
今更、偽物に助けを求めたりしない。
大丈夫。
大丈夫。
弔の為ならなんでもできる。
〜”盲目”になろうとする少女〜
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作者名：藤袴 | 作成日時：2017年7月10日 19時
