これが恋って言うやつなんですか！？ (ページ6)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,494 hit

5話ページ6

フロイド「あれ？あの約束、忘れたなんて言わせねぇけど？」

『ｳｯ…』

あの約束とは……

それはアズール先輩がオバブロする少し前の話。

エースとデュースと翠がオクタヴィネルの2年生3人と賭けみたいなのをやってるとかなんとか。
写真を取りに行くみたいなのを聞いたからそれを邪魔しに行くのかな。

暇だし、俺も行きたいー！！

そう思って向かったら案の定いた。

『あ、いたいた！フロイド先輩、ジェイド先輩！』

腰をかけてる2人を見つけて叫ぶ。

フロイド「え…？Aじゃん。なんでここに？」

そういう2人は尾びれを水に浸からせていた。

『だって先輩たち、いると思って。』

フロイド・ジェイド「ｳｯ…」

『それで、俺も邪魔しに行きたいなーって。ダメですか？』

ジェイド「ダメに決まってるでしょう？」

フロイド「だーめ」

なっ！？俺の上目遣いが伝わらないだと！？？

『なんでですか！？俺も行きたいですー！』

フロイド「でも早く泳げねぇじゃん。」

『泳げますよ！これでも水泳金メダル取ってるんで！』

ジェイド「よく分かりませんが、息はどうするんです？」

『アズール先輩の！』

確か、エースたちから聞いた。

フロイド「いーけどそれなりの対価がいるけど大丈夫？」

『全然構いません！俺に出来ることはなんでも！』

ジェイド「はぁ……時間もないので早く飲んじゃってください。」

そう言うと、ジェイド先輩は瓶を俺に渡した。

『これって確か苦いはずじゃ……』

ジェイド「これでも限界なんです！だ、そうですよ。」

飲むしかないのかな……なんて見つめてると。

フロイド「あのさー、時間ないんだけどー？」

顔は見えないけどイライラしてるフロイド先輩が俺に近づいてくる。

『あの、ごめ……』

んなさい…を言いかける前に手に持ってた瓶を取ってｸﾞｲｯと飲む。

『え、フロイド先輩？』

そう言うと俺の顎に手を置かれた。
そして唇に生暖かいものが触れた。
次の瞬間、水のようなものが口の中に入ってくる。