愛はここにある -changmin- (ページ48)

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甘えん坊 -cm- ページ48

仕事で疲れてたのかいつの間にか助手席で寝てしまった

信号が赤になれば寝顔を見て青になって運転して・・・
それを何度も何度も繰り返した

やっと手に入った喜びが半端ない
柔らかい頬をツンツンしても起きなくて
頭を撫でても起きなくて
キスしたい衝動を抑えて頑張って自宅まで来た

CM「Aさぁーん。起きて下さいよぉー」

身体を揺らしてようやく起きてくれた

CM「着きましたよ？早く降りましょッ」

寝ボケたままのAは年上に見えないほど可愛かった
手を差し伸べれば小さな手を重ねる

CM「寝むいですか？」

「ちょっと」

CM「寝たらダメですよ！！絶対ダメ！」

「どうして？」

CM「ンフフフ」

鍵を開けて、手を引っ張りリビングに向かった
ソファーに座って後ろから抱き締めて
甘い雰囲気からって思ってたのにずっと頭は呆然としてるのか眠いのか一言も話さない

CM「Aさん、好き」

「・・・ありがとう」

CM「Aさん・・・Aさん・・・」

「・・・何ですか」

CM「チャンミンって呼んで下さい」

「チャンミン」

CM「ンフフフ～Aさんッ」

元カノみんな俺のギャップに引いて離れて行ったんだと薄々は気付いてた

俺に甘えて欲しいとも思う
だけど俺も甘えたい

Aは嫌がる素振りもなく全体重を俺に預けるかのように
目を瞑り気持ち良さそうにしてる

CM「Aさん、寝ないでよ？」

「チャンミンが話し掛けてくれたら大丈夫」

CM「僕の事好きですか？」

「うん」

CM「ちゃんと言って下さい」

「好きだよ」

CM「ンフフフ～僕は大好きですよぉ」

そんなやり取りが30分も続いた
好きで好きで言葉にしても足りない

俺の気持ちは止まる事を知らなかった